なかなかお金が貯まらない問題【今すぐ見栄を捨てよ】
「お金持ちほど質素な生活をしている」なんていいますが、これは本当の話で、『となりの億万長者-成功を生む7つの法則-』という本を読むとそれがよくわかります。
とにかく真のお金持ちほどめちゃめちゃ質素に暮らしているそうで、身につけているファッション、乗っている車、住んでいる家などを見てもとてもお金持ちだとは思えない人が多いんだそう。
ってことで今回は【なかなかお金が貯まらない問題】を解決するためのヒントをこの本から学んでいこうと思います。
お金持ちの定義
まず「お金持ち」の定義をはっきりさせとく必要があって、僕たちはしばしば人よりもたくさん稼いでいる人たちのことを「あの人はお金持ちだ!」と思ってしまいますがそれは間違い。
この本が定義するお金持ちは、100万ドル以上の純資産を持つ人たちとされていて、年収の多さは関係ないというのがポイントです。(純資産とは資産額から負債額を引いた額のこと)
これは日本の野村総研が発表している『富裕層ピラミッド』における「富裕層」の定義とも重複するところです。
つまりどれだけ年収が多かろうが、その分だけ使っていたらお金は貯まらないわけで、真のお金持ちになるためには”ムダなもの”にお金を使わない能力というのが絶対的に必要になるわけなんですね。
見栄のためにお金を使わない
では”ムダなもの”とはいったい何か?ってことになりますが、それは自分をよく見せるために使うお金、つまり「見栄」のために使うすべてのお金がそれに当たるといえます。
人間というのは集団からの承認や尊敬を得られないと死んでしまう生き物ですので、稼いだお金を高価なブランド品や自動車や住宅などに変えて、わかりやすく「私は金持ちである!」とアピールしたいのが本能といえます。
しかし『サイコロジー・オブ・マネー』の著者モーガン・ハウセルも「見栄は巨大な産業である」と指摘している通り、多くの企業は人々の「もっと目立ちたい!」「もっと尊敬されたい!」という欲望をたくみに利用したマーケティングをしており、現代社会では「見栄」というのは非常に高くつくやっかいな欲望といえるのです。
さらにSNSの登場によって見栄の欲望は加速しており、どうにかして見栄から距離を取りたいと思うばかりです。
見栄から距離を取るための方法
それでは、見栄から距離を取るための方法をあげてみます。
1.価値観を明確にする
見栄のために散財してしまう人の特徴として、価値観が明確じゃない人が多いように思えます。
「自分はなにが好きなのか?」「なぜそれが好きなのか?」という事を深く考えない人は、みんなが持っているから、流行っているからなどという単純な動機で買い物をしがちに。
価値観を明確にしておくと、流行などに左右されずに自分が価値を感じるものだけにお金を使えるようになります。
2.本当の自信を持つ
また、周囲からの見栄を気にする人ほど「本当の自信」というものが欠けているようにも思えます。
自分に自信がないゆえに、流行しているアイテムや誰がみても高級だとわかるアイテムを身につけ、まるで鎧のようにガチガチに武装しているような感じです。
本当に自信がある人、例えば自分で決めた目標を達成してきた人、筋トレによって体型をキープしている人などは、わざわざ高価な物を身につけずに自分らしい物をチョイスする傾向があります。
結論
ということで【なかなかお金が貯まらない問題】への対策は、
見栄のための支出を減らすこと!
そのためには価値観を明確にし、本当の自信を持つべし!
という結論にいたりました。
価値観を明確にしたり、本当の自信を持つことは一朝一夕でできることではないので、じっくりとコツコツと自分が価値を感じるものを具体化し、それを積み上げていけばいいんじゃないかなと思うしだいです。
参考
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