【都民は使うな】神戸旅行に近鉄特急がお得なのか比較してみた【名古屋民は使え】
来月、神戸でシンステっていうイベントがある。
自分のためにも、いくつかお得になるパターンを考えてみたので参考にしてみてほしい。
夜行バスは使うな
安い長距離移動手段っていうと真っ先に夜行バスが思いつくと思うんだけど、選ばないほうがいい。これは、よく言われがちな
狭い空間がつらい
長時間移動がつらい
座りっぱなしの姿勢がつらい
電車より道路の方が事故の危険がある
なんて理由が原因じゃない。社会人は夜行バスを安く使えないシステムになっているんだ。
例えばJRバスの場合、
早売21
早売14
早売7
早売5
早売3
早売1
がある。それぞれ「21日前に予約すれば割引しますよ」っていうもの。
バス会社は座席を埋めたいから、早割1より早割21のほうが割引率が高い。
結果的に、21日前からスケジュールを立てられる暇人(大学生やニート)によって夜行バスの最もお得な枠は全滅してしまう。
ちなみに、このnoteを書いてる時点での21日後は3/18。
シンステは3/12だから、どう転んでもコスパmaxのバスには乗れない。
実際、名前を言ってはいけない例のあの病気が流行りだす前はコミケの1か月前には夜行バスの争奪戦が始まっていたんだ。
「夜行バスに乗れたから得したわ」と思っていたら、実は割引なしで自分だけ高い運賃を払って交通事故のリスクがある長時間移動をしていた…なんてことになりかねない。
近鉄特急を比較してみる
なら新幹線を使えばいいじゃない、という気持ちはわかるんだけど、近鉄特急「ひのとり」っていうのがあるんだ。
これは2020年に運行開始した新しめの列車で、それまでは「アーバンライナー」っていうもう少し安いのがあった(今もある)。
名古屋民の場合
新幹線一本での移動を、
近鉄特急
在来線
に置き換えてみる。
名古屋→新神戸の新幹線代は表のようになる。
ひのとりは全座席指定席だから、新幹線の指定席との差額がざっくり6,000円になる。現地でそれなりのホテルを抑えてもおつりがくる。
ひのとりとアーバンライナーの差額は1,000円未満だから、車両の新しさや物珍しさという意味ではここをケチるのは微妙かも。
ということで、名古屋から神戸/大阪に行くならひのとりでいいじゃない、というのがコスパ面。
ただ、新幹線だと所要時間1時間だけど、近鉄特急をつかうと3時間くらいになってしまう。これはひのとりでもアーバンライナーでも変わらない。どっちも名古屋・大阪間を2時間くらいかけて走る。
移動時間が変わらないなら安いほうがいい、というビル・ゲイツ派の方はアーバンライナーでもいいかもね。
旅をゆっくり楽しみたい
イベントに前日入りするから移動時間は気にしない
大阪でついでに観光するから神戸まで一気に行きたくない
積んでる本やドラマ・アニメの一気見とか、むしろある程度制限がある方が消化できるタスクがある
みたいな人なら気にならないと思う。電源も無線LANもあるしね。
都民の場合
新幹線一本での移動を、
新幹線
近鉄特急
在来線
に置き換えてみる。
東京→新神戸の新幹線代は表のようになる。
東京→名古屋の新幹線代は表のようになる。
差額はこう。
ここで、ひのとりとアーバンライナーの料金表をもう一度見てみる。
どちらも新幹線指定席の往復差額を下回らないから、近鉄特急を使うのは損ということがわかる。
ここにホテル代等々も上乗せされるから、ひたすら赤字が重なっていく。
ということで、
どうしてもひのとり/アーバンライナーを使ってみたい
近鉄を救いたい
大阪とか名古屋でついでに観光するから神戸まで一気に行きたくない
みたいに、途中下車せざるを得ない理由がない限り都民は新幹線一本で新神戸まで行くのが楽でお得。
一応、ネットで予約はできる。
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