第1章:診断は「膀胱炎」?

本記事は、以下の続きになります。

上記事でも述べましたが、ここでも一応、お断りを。

本文中には、あまり綺麗とは言えない表現も含まれます。
お食事中の方、また苦手な方は、ご注意を。

人生初の血尿に奇声を上げた、その翌朝。
私は恐る恐る、またトイレへ。これで普段通りの尿に戻っていれば、
と願って。

しかし現実は無情でした。
またも血尿🩸、ただし、体内に溜まっていた時間が長いからなのか、
少し濃縮し、茶色へと変色していました。

それともうひとつ。起きてから、腹部に妙な違和感がありました。
微かな、痛みです。
例えるなら、
「普段やらない腹筋運動を張り切ってやり過ぎた翌日の筋肉痛」
のような。

これはイカンな、と判断し、職場へ電話。近くの病院を受診してから
出勤すると伝え、予約していないので午前中一杯かかるかも、
と言い添えて許可をもらいました。

去年の2月に転んで捻挫した時以来、ほぼ1年ぶりの病院受診です。
ただし、今度は内科ですが。

診察して下さった先生は、昨晩のことや今朝からの腹部の違和感を
伝えると、昨晩のネット検索でもお目にかかった、「膀胱炎」かも
しれない、としつつ、まだ断定は出来ないので各種検査を受けるように、
と言われました。

そうして私は、
「尿検査」
「血液検査」
「CTスキャン」
を次々と受けることに。
一番最初の尿検査では、濃縮どころか「真っ黒」な尿が出てしまい、
「腕からの血も真っ黒だったりしないだろうな……」
などと、SFホラーの見過ぎだ、と言われそうなことを考えるクマ。
そして、職場の健康診断でもお馴染みの血液検査、
実は去年の捻挫の時も、骨折の有無を調べるために受けていたCT、
順調に受け終えた私は、再び先生のもとへ。

先生「尿検査の結果からだと、細菌が入り込んだ訳ではないようですね。
  膀胱炎のように思えるのですが、激しい運動などは、していないの
  でしたよね?」
クマ「はい。休みでしたので、だらだらしていました」
先生「痛みはあります?」
クマ「腹筋の辺りが、筋肉痛みたいな感じです。動いていれば気にならない  
  くらいのものですけど」
先生「そうですか……残りの検査の結果、特に血液は外部に送って調べて
  もらうので、全ての結果が分かるのは、1週間ほど先になります。
  とりあえず、今のところは様子を見て頂いて、また来週に受診、
  ということでよろしいですか」
クマ「はい」

腹部の違和感は気に懸かるものの、まだこの時点で軽く考えていた私は、
ほぼ検査だけで1万円超えという突然の出費に頭痛を覚えながら、
病院を後にしたのでした。

その後は、特に問題なく過ぎていきました。午後から職場に復帰し、
同僚・上司からの質問に、「いや~何だったんですかね~w」なんて
能天気に応じつつ、業務をこなしていきました。
やはり血尿は続いたものの、やはりあまり深く考えず、普段通りに
シャワーを浴び、ベッドに入りました。

そして翌日の朝、ソレがやってきました。

「うお……なんだこれ」
起床してから、明らかに昨日までとは違う鈍痛が、腹部を襲ったのです。
どうにか出勤したものの、時間の経過と共に痛みは増すばかり。
自家用車に常備していた鎮痛剤(コレを呑んで大丈夫か、と考える余裕すら既に無し)を呑んで多少楽になったものの、昼休みに車の運転席に座った
途端、何故か一気に痛みがぶり返してきました(汗
アパートまで辿り着き、もはや何を食べたのか憶えていませんが昼食を
摂り、痛む右の脇腹辺りを抑える私。それでも何とか耐えながら、
「そろそろ出るか……」
職場に戻ろうと立ち上がったその時、今回の件を通じて最大級の激痛が、
襲ってきました。それ以上は一歩も動けず、床に蹲るしかありません。
とてもではないが仕事など無理と判断し、職場に電話し早退を願い出ます。

その後、正確な時間はわかりませんが、ベッドまで這っていき、間違いなく
人生最大最悪の、転げ回ることすら出来ない激痛に呻き続けるクマ。
この間の記憶は曖昧で15分だったのか3時間だったのかも分かりません。
確かなのは、何をした訳でもなく、時間の経過と共に痛みが引いたこと、
気が付いたらもう夕方だったこと、そして、「俺、今日で死ぬのかも……」という考えが浮かんだこと。
消耗しきっていた私は、この異常事態について、いつものようにネットで
調べるとか、誰かに救けを求める、といった考えすら浮かびませんでした。

その後、同等の痛みが、日付が変わった深夜に、もう一度襲ってきました。
下手に体勢を変えると余計痛むので殆ど身動きも出来ないまま横たわり、
「痛いよ……痛いよ……」
と年甲斐もなく泣き言を漏らしたことを白状いたします……
それほどの苦痛でした。まさに、内臓を引き千切ぎられるような。

翌日は幸いなことに休日でしたが、それらしい何かをするどころか、身体を
休める余裕すらない私は、ただぐったりと座り込んでいました。
そこに、心配した職場の看護師さんから電話が入ります。
「もしきついなら、今日は日曜だけど、急患扱いで診てもらうと良いよ。せっかく近いんだし」
そう、先日検査を受けた病院は、私の住むアパートから、徒歩で5分ほどの
近距離にあるのでした。
そして、ただでさえ鈍いのに、疲労困憊で更に頭の鈍っている私は、
「今日は日曜だから、受診は明日まで待つしかない……」
と思い込んでいたのでした。

看護師さんにお礼を言って電話を切り、続いて病院の受付の番号へ。
先日受診したことや現在の状態、近いので自力で行けることを伝えると、「では、いらして下さい」との返事。
救急車を呼ぶ、とかであればもっと手順が複雑だったのかもしれません。

こうして予定より大分早い、二度目の受診となったのでした。

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