SNS(Twitter)で流行る配信を見て思ったこと

大した事でもないが
この前、土曜日にtwitchを中心に配信されているクラブミュージック、クラブの配信を少し見た。

僕からの感想をざっくり言うと、面白くはない。と言うか、ネットミュージックで名前をよく聴くアーティスト達が思い想いの配信を試みている事にはとても勉強になることもあるのは事実だし、正直スペースも機材もない自分はこの配信はできない。思うように楽しめなかった、が正しいかも。

この配信DJ、ライブにかける情熱はリスペクトするものである。本当に。

今の状況を簡単に表すなら配信をネタに各々が大喜利をしている状態。いかにびっくりさせるか!DJというフォームで出来うるエンタメを1時間前後の持ち時間に表現する。
とても良い事だと思う。
そこに反論する気は全くないし凄いな!と思わせてくれるDJは素直に尊敬する。

だが思うところが無いわけじゃない。

そんな気持ちをいつも通りにツイートしたら意外と伸びた。

比較的にDJ、アーティスト、箱の人のいいねもあった。

ライブストリーミングの強みは映像もあるって事でしょう、VJや合成に凝れる人は凝っている。
そしてモグラの配信は今twitchで一人勝ち状態。

モグラの箱の特性上、仕方のない事だと思うのですが、音楽がほぼPOPなんですよね。
そして10000人に迫るかくらいの人数が見てる。
、、、
もうここまで行くと、うまく表現出来なくて心苦しいのですがテレビの中のエンタメみたいな感じになってる様に見えてしまう。
視聴者有りきである。視聴者がより盛り上がれる様な音楽を選択するしかなくなってしまう。

夜中の三時過ぎになんか深いとこに迷い込んでしまったみたいな音楽体験はまずできないでしょう、って言う事。

でも後者のような音楽体験が好きでクラブに行っていた人らってのも確実にいて。元々MU2020のような配信はそこにリーチする気はさらさらないのかもしれない。そしてそこに対抗出来る配信も今のところないという事実。
そこが歯痒い、一点。

僕から見てると、MU2020のような配信は、確実に受ける事を確実に聴いてくれるリスナーに確かに届けるやり方。

そこに不穏な音楽はそぐわない。

しかしツイートでも言ったように、
エイジアも参加している。モグラは知らないのだが、エイジアでは明らかにディープなパーティも開催されていた。しかしMUのようなところにそういう人選がされる事はない。
(いや、わかりますよ。なかなかそんなのできないことも)

取り敢えず、数字、(視聴者数/寄付の金額)というのがここで見えてきてしまう。
僕が好きだった(出演した)あのパーティはあんまり人大入り、というわけじゃなかったし、やっぱりクラブが続けていられるのって、こういう比較的大衆向けのパーティが稼いでくれていたお陰なんだろうな、、という事実が見えてきてしまう。
割とそれが辛くて...

今後暫くは配信が中心になるしかないでしょう。
何か変化があったらいいな、と個人的に思います。

最後にあくまで個人的な無責任な意見ですが

配信ならではのやり方、が今は映像とのミックスなどに割り振られているように思います。
それが飽和状態になるか、新しい映像との配信が生まれて来るかはわかりません。
角度を変えてみるのも面白いかも知れません。

配信ならではのブッキング、こっちにベクトル向かうのも面白いんじゃないでしょうか?
箱パーティじゃ絶対やったことなかった組み合わせ、とか。今出てない人は仕事とか環境とか理由があって配信に出てない人もいるかもしれませんが(僕も今のネット環境じゃ週末ゴールデンタイムに自宅からtwitch配信は無理そう)。そういういわゆる「冒険」的なブッキングが配信なら箱でやるよりリスクは少ないと思うし、その行為自体が、リスナーの音楽体験の底上げ(拡張性の提示)に繋がる可能性もある。(誰この人?になるリスクももちろんある)※理想論です

クラブになれてる人だけの感覚かもしれないけれど、今のブッキングの組み合わせって、だいぶ飽和状態ですよ。僕ですらそう感じるんだから、そう思ってる人は多いと思います。


ちなみにtwitch色んなところ1時間程度しか見てないと思うけれど次の日通信制限かかった

追記

あと誤解なきよう追記しときますが

モグラがつまらない、と言っているわけじゃないです。

コロナでクラブが必要以上に圧力を受けた時、ジャンルや方向性やそう言ったもの乗り越えて助け合って行きましょう!みたいな空気になったから、Music Unity、もっともっと枠飛び越えて包括的に大きな物に出来る可能性もあるのかな?って、単純に。僕は内情全く知らないので一意見です。

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