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Google認定教育者 レベル1と2に合格しました

この度、Googleの教育者向け資格試験である、「Google認定教育者」のレベル1、レベル2両方に合格しましたので、その受験記を綴りたいと思います。

試験の内容は守秘義務があるので書けませんが、これから受験される方の参考になれば幸いです。

Google認定教育者とは?

Google認定教育者とは、Googleが教育機関向けに提供しているサービスである「google workspace for education」を使いこなせる人材であるかを認定するための資格試験です。

これを持っていると、教育現場でGoogleのツールを使いこなせるスキルを持った人材であることが証明できます。

試験の概要

試験はいつでもオンラインで受けられます。

レベル1が15ドル

レベル2が25ドル

という安価な金額設定です。

決済が不安という方は、日本の代理店からバウチャーを購入して受験することも出来ます。

受験登録を済ませると、受験の準備ができたとメールが来ます。大体数時間後には来ます。

それが来たら8日以内のいずれかの時間に受験できます。8日を過ぎると無効になりますので、受験日を決めてから申し込みましょう。

合格後の有効期限は3年間となっています。3年後にまた受験をし直すことになります。

試験範囲

試験はレベル1、レベル2いずれも制限時間3時間です。

選択式問題が25問前後、複数選択、単一選択の問題が出ます。

そのあと実技問題が10セクションほどあります。実技問題の各セクションは2~3問あるので、合計30問ほどでしょうか。

こちらは実際に様々なGoogleのアプリケーションを横断的に使って課題をこなしていきます。

受験対策

受験対策はまず公式のトレーニングコースは必須です。公式テキストは販売されていませんので、現時点では選択問題で唯一の受験対策法といえます。

問題内容は非公開です。そのため、公式トレーニングは必須となります。

次に実技問題ですが、普段からGoogleのアプリケーションを使いこなしている方は、それほどガッツリ対策は要らないと思います。

公式トレーニングに沿って学習する中で、例として出てくるアプリケーションを実際に使ってみると学習効果が高まります。

教育現場でのみ用いられるClassroomなどは、使わない人からすれば落とし穴なので、こちらだけは一度触ってみることをお勧めします。

その際に役立ったのが下記2冊のテキストです。

1冊目はGoogle for Educationの使い方を包括的に学べるテキスト。Googleの各種アプリケーションを実際に学校で使うことを想定し、Classroomなどと連携した使い方を学べます。

2冊目はこちら。こちらは読み物に近い感じですが、現場での導入例なども交えていて、どういったポイントで活用しているのかを学べますので、選択式問題にも役立つ内容になっています。

試験について

試験はパソコンでカメラをONにして受けます。これで試験中に不審な動きをしていないか見ているらしいです。直接人に見られているより何だか緊張します(笑)

試験はChromeのシークレットウィンドウで、試験専用のアカウントが付与されるのでそれを使ってログイン。そこで受験スタートします。

最初は選択式問題が続いて、そのあと続けて実技問題です。

3時間の制限時間でしたが、私は約2時間ぐらいかかりました。結構長丁場なので、トイレなどは済ませておきましょう。

実技問題は、いきなり問題がぱっと表示されるので「あれ?」と思いますが、問題ウィンドウはあくまで出題だけ。
新しくタブを開いて、書いてあることを1つ1つこなしていきましょう。

試験が終わると即座に採点が開始され、数分後には結果が表示されます。

合格すると、後程メールでバッジと認定証が送られてきます。

試験の難易度

普段からGoogleのアプリケーションをある程度使っている方は合格しやすいと思います。使ったことが無いアプリケーションがあっても、Googleは大体使い方が統一されているので、覚えるのにもそれほど苦労しないかと思います。

一方で全くGoogleのアプリケーションを使っていない方は、数多くのアプリケーションの使い方を覚える必要がありますので、学習にそこそこ時間がかかると思います。

難易度としては確かにレベル1よりもレベル2のほうが高度な内容ではありましたが、それほど大きな差があるとは思えませんでした。

ちなみに私はレベル1,レベル2ともに1か月ほど勉強しました。その間みっちりというわけではなく、スキマ時間を使って公式トレーニングを進めて、終わったところで受験という感じです。

合格のポイント

ここで、合格するのに覚えておくと良いと思われるポイントを説明しておきます。合格点数も出ないので何とも言えないところですが、覚えておくと良いかも?ぐらいに読んでいただければと思います。

・後で見直すのは難しい

全て終わった後に全体の見直し画面が表示されますが、1問1問開いて確認する必要があるので、全問見直すのは相当な時間がかかります。無理だと考えても良いかと。
そのため、少しでも自信がない問題はあらかじめ「見直し」のボタンにチェックを入れておくと良いです。そこの見直しに絞り込むということです。

・必要最低限のことをこなす

実技問題では、気になって必要以上に装飾に気を使ったり、文章を凝ったりしたい気持ちになりますが、機械的に採点されることを考え、色気は出さないのがおススメです。淡々と問題をこなしていきましょう。時間も限られておりますので。

・迷ったら出題者の意図を考える

選択式問題では迷う問題が必ず出てくると思います。そんな時は、「これはGoogleの試験だ!」と思い出して、出題者の意図を考えましょう。例えばGoogleのアプリケーションを使わない選択肢が正解になる可能性は低い!?など裏を読んで考えてみると、とりあえず自信が無くても正解になる可能性が上がるのではないかと思います。

さいごに

受験後にも答え合わせが無いので、手ごたえがないまま合格を手にしてしまいました。

機械的に採点されているとはいえ、あんまりガチガチに一字一句間違わないようにチェックしているわけではなく、ある程度余裕を持たせたチェックになっているのかなと思ってはいます。

現場で使えるようになるには、そういった理解の柔軟性も必要になってくるかと思います。(そこまで想定して試験を作っているとしたら恐ろしい)

次は3年後の更新ですが、それまでに現場経験を積んでおいて、楽に合格できるようにしたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。



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