塾講師になりたいと考えている人へ
大学生のアルバイトとして塾講師をやってみたい!と検討している方、またはパートとしてやりたいと考えている方に向けての内容となります。
基本的な待遇および業務内容と、試験から研修までのフローについて記載させていただきます。
今後塾講師をしてみたい!という希望者に見ていただければと思います。
1 基本的待遇
塾講師と言えば主に集団指導と個別指導に分かれ、最近では個別指導塾が多くを占めています。
やはり難易度は集団指導塾(予備校)のほうが単価が高く、基本的な給与は1コマ(60~90分)で2500円~5000円が目安となっています。集団指導塾は実績や人気により給与も上がっていく印象です。
一方個別指導塾に関しては、1コマというより時給1000円程度になります。また、集団塾とは違い、できる科目で給与はほぼ変わりません。
※個別指導とは、1:2もしくは1:3のことを言います。
2 主な仕事の内容
塾講師として、基本的に担当制を持つ場合が多いと思われます。そのため、多少人気が出ないと収入が見込めないため、最初の2か月程度は様子見期間として覚悟する必要があります。しかし、いずれは生徒が安定して付くので問題ないです。もし、最初の2か月の収入が少ない時期が嫌だという方は、講習期間(夏期7月、冬期11月、春期3月)を狙って採用を申し込むと需要もありシフトも入ることが多いのでお勧めです。
さて、仕事の流れについてですが、生徒は基本的にテキストをもっているうえ、講師は自分で知識に問題がないと思えば予習に追われることはありません。しかし、集団指導や受験生を相手にする場合は、単元の難易度が高い場合があるので多少予習の時間が必要です。しかし、2年目になれば基本的に同じような内容の繰り返しとなってくるので予習の時間は年々減ります。
<業務フロー:通常>
①授業15分前に出勤し、授業準備
②授業約90分(間休憩10分程度)
③終礼、清掃作業
(例)17時からシフトに入り、最後までいた場合。
16時45分出勤→授業3コマ(~21:30まで)→終礼・清掃(22:00まで)
<業務フロー:季節/臨時>
①生徒の学習計画表の作成
②テスト前勉強会(立候補者)
③教室会議
特に個別指導では、大半の塾で担当講師がテストの結果等をもとにして生徒のカリキュラムを作成することになります。
また、塾によっては教室全体での意識統一や講師のスキルアップという名目で講師が休日に集められて学習会が開催される場合があります。
3 その他待遇
先ほどの業務内容にも記述しておきましたが、予習時間や休憩時間の待遇についてはしっかりと確認しておく必要があります。逆に言うと、個別指導塾の場合はそこで差別化すべきだと思われます。
(体験例)
●塾A
給与は基本的に授業時間のみ(10分休憩は無給)、空きコマ補償なし。予習等準備時間も無給。
●塾B
給与はほぼ拘束時間すべて(食事休憩は除く)、長時間授業がある 場合は弁当の支給あり。空きコマ補償あり(通常×0.6)。予習等の時間は事務給として申請可能(最低賃金)。
と、このように待遇の差が大きく開く場合があります。
そのため、塾講師を選ぶ際は需給のほかにこのような事務の待遇についてもしっかりと精査する必要があります。
4 採用試験~授業までの流れ
採用から初授業まで、基本的に採用試験を受け、研修をいくつか受けたのちに授業となります。研修の詳細については塾次第となりますので、おおまかなフローだけお伝えします。
<採用から授業までの流れ>
①求人情報をもとにエントリー
②面接+国数英の筆記試験(中学レベルの割と簡単なレベル)
※偏差値50以上の高校・大学を出ていれば問題ないと思います。
③研修(塾固有のノウハウについて学習)
④模擬授業
※トレーナー講師もしくは社員や室長相手に模擬授業を行います
(大体30分程度で流れの確認をする)
⑤初回授業(1:1もしくは少人数)
⑥模擬授業(2回目ー2:2や集団指導ができるかのチェック)
⑦研修終了
まとめ
以上のことを参考にして、ぜひ塾講師のアルバイトに挑戦してみてください。塾講師の経験は、就職活動等の際にも書きやすいのでおすすめです。
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