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20.「桃鉄で勝つには?」1人99年プレイ愛好家が攻略法を解説

こんにちは。早く実家に帰ってゲームがしたいくろぎです。

個人的にかなりタイムリーなお題だったのでさっそく消化します。

これから年末年始で家族や親戚、友人や恋人と集まる機会も多いのではないでしょうか。
そんな時に大盛り上がり間違いなしなのが桃鉄。2020年11月には4年ぶりに最新作が発売されましたね。

くろぎ、桃鉄に関してはそこそこやりこんだ自信があるのでお話します。

更新:2021年1月3日に桃鉄スイッチに関する追記を行いました!

前座:くろぎと桃鉄の思い出

この記事の画像は実家にいる妹にさっき依頼して撮影してもらいました。我が家にある桃鉄です。

懐かしさを感じますね。それもそのはず、未だに初代プレステ、プレステ2のソフトで遊ぶ家です(私しかゲームやる人いないからここ数年は多分誰もやってないけど)。

逆にいうと最新ゲーム機はないです。スイッチもプレステ5も欲しい。スイッチに関してはつい最近発売された桃鉄のためだけに買う機運が高まりつつある。もはや左上の説明書すらない桃太郎電鉄7は1997年発売、一番新しそうな桃太郎電鉄11についても2002年発売。20年に渡ってくろぎ家はザ・ワールドの攻撃を受けていた……?

おそらくゲームだと桃鉄とクラッシュにかけたプレイ時間が良い勝負をしているんですが、私がメインで遊んでいたのは11です。一人VSコンピュータキャラ3人で99年プレイを何周したか分からない。友達とわいわい楽しむゲームのはずですが、そのような遊び方をした記憶がないです(血涙)。

コンピュータ相手なので私の桃鉄プレイスタイルは大分性格が悪いです。ただ勝つだけではなく、圧倒的な差をつけて勝ちたいのでいかに自分の稼ぎを増やしながら他のプレイヤーを妨害し赤字に転落させるか、に終始しているので生身の人間相手だと嫌われそう。

こんだけパッケージでは煽られているものの、ブラックボンビーの凶悪度がキングボンビーと比較して破壊力がよわよわという。刺激に欠けるものの、安定して面白いです。

くろぎの戦績ですが、1人99年プレイ・コンピュータキャラに閻魔と阿修羅と召喚した4人プレイで総資産32兆円を築いて1位を収めた経験のある女です。どうせならさくまを召喚しろよという声が聞こえてきましたが、さくま相手に99年は無理です。さくまとタイマンして勝てるプレイ期間は3年〜5年が限度です😭
他のシリーズではどういう感じかわからないけど、11はチート級のサイコロの出目とカードの引きに加えてその場その場で最善の動きをしてくるから強いとか攻略云々ではない域を感じる。こっちが最善の動きをしても、正真正銘運の部分でのサイコロとカードで勝てない限り厳しい相手です😭

32兆の実績アピールにあたり、実際の結果画面(=ソース)の写真を載せないと職業柄もぞもぞするんですが、私のスマホには写真がなく、妹にゲームを起動して結果画面だけ撮影するように依頼したところ、プレステ2が寿命を迎えた様子が淡々とラインで送られてきました。南無。年末に実家帰って桃鉄をやる夢は露と消えました。

補足:データ復活しました。所持金だけで32兆円以上ありました。

桃鉄Switch、全物件購入&持ち金カンストまでやっています

さて、くろぎの最新(といってもSwitchで止まってますが)の桃鉄の戦績は以下の通りです。
「初心者に毛が生えた程度はやっているんだな」ということが伝われば幸いです😊

友達がいないので1人で100年がデフォ
調子が良ければさくま相手でも勝てます
ゲーム内で一番高い物件を49年目で購入
物件全購入RTAは全くできないですが制覇もしてます
持ち金カンストすると列車が黄金になります
ゲーム内でも勝手に納税とは世知辛い

こんな感じで遊んでるプレイヤーの自論は以下でまとめておりますので何卒よろしくお願いいたします😊

桃鉄攻略法:大前提として桃鉄は運ゲーではなく戦略ゲー

さて、ここからはくろぎ流の桃鉄の立ち回り方を解説します。シリーズによって多分いろんな仕様の差があると思うので、どのシリーズにも共通して言えそうな内容に絞ってお話します。桃鉄をそこそこ触ったことある人なら「いやそんなんわかってるわ!」という内容に終始しそうな気がする。

桃鉄はすごろくなので、ランダムに決まるサイコロやカード次第で勝敗が決まる、運ゲーだと考えている方もいるのではないでしょうか。

しかし、桃鉄は戦略を正しく立てることで必ず勝てるゲームです。プレイ中のフェーズごとに立ち回り方が変わってくるのでそれを意識するところから始めると良いでしょう。ここからは基礎的な立ち回りの考え方を紹介します。

ちなみに、プレイ年数が3年とか10年とかであってもこれから話す戦略は応用できますが、どちらかというと99年プレイのような長期の時ほど顕著に効力を発揮すると思います。

桃鉄スイッチ攻略法:ゲーム開始直後は房総半島のナイスカードエリアを回遊しよう

これは「いつもの桃鉄」モードで遊ぶ時限定ですが、せっかく東京がスタート駅なので、目的地がどこであれまずは一目散に房総半島に行くのがいい気がします。ナイスカードと宝くじ駅があるエリアですね。なんなら最初の一年間くらいはそこで房総半島でうろうろして手持ちを強くするのがいいと思います。初回の目的地の場所が遠い時はなおさらです。近い時は状況を見つつ早めに切り上げて目的地に向かうのがいいかもしれませんが、貧乏神は最初の3年間は必ず「貧乏神のまま」です。つまり、そういうことです。

手持ちのカードが強くなればなすりつけるのはそこまで難しい話ではありません。その間に他の人になすりつければ大損害に繋がることはないです。丸裸の状態で戦略もなしに戦いに挑むのと、武器を完備してからあとから遅れて向かうのであれば、後者の方が巻き返し可能です。

桃鉄攻略法:序盤は何が何でも「目的地」に入る攻めの姿勢

桃鉄における「勝ち」はご存知の通り最終的な総資産額で一位になることです。そして、そのために必要なのが物件購入になります。

物件を購入するためのまとまった資金を手に入れられるイベントとして、そして貧乏神が取り憑くのを避けるために一生懸命目指すものが「目的地到着」になるのではないでしょうか。

実は、桃鉄で勝てるか否かはプレイ開始から最初の数年の間に目的地に到着できた回数で6割くらいは決まると言っても過言ではありません。残りの4割は頭脳戦とリスク回避の立ち回りです。

これは本当にくろぎの体感ですが、桃鉄における目的地到着のメリットには

・賞金の獲得
・物件購入(特に初回目的地の場合)

といった、ダイレクトに資産を増やす上での恩恵に加え、サイコロやカード、不幸にも貧乏神をなすりつけられてしまった時の悪事回避において発揮する「運」のレートアップも存在する気がします。

つまり、桃鉄は戦略ゲーではあるものの、プレイヤーが目的地にゴールした回数に応じて運レートもある程度調整されており、運も味方につけてはじめて揺るぎない勝利を手にすることができると感じます。

桃鉄は基本的に「勝つプレイヤーは勝ち続け、負けるプレイヤーは負け続ける」傾向があり、一度負けてしまうと下剋上はゲーム中盤のキングボンビーだったりゲーム終盤のスリの銀次といった勝ちプレイヤーに降りかかる不幸イベント頼み、もしくは一部の妨害カードを行使して自発的に暴れない限り難しくなります。
まぁ、大抵一位のプレイヤーは危機回避の立ち回りもうまく(うまくないと長期プレイで1位維持は難しい)、仮に不幸イベントが発生してもリカバリーがすぐ図れるのでそこまで痛手を負わないことが大半ですが……。

一回目的地にゴールすることで物件も購入できるし次の目的地にも到着しやすくなり(サイコロの出目が若干よくなる)、新たに得た賞金で物件を買えるし運も上がる……のサイクルを他のプレイヤーよりも回すことが桃鉄で勝つために必須の条件になります。

具体的には一通りの目的地候補がいずれも一回は目的地に設定される頃合いまでは目的地めがけて賞金獲得と物件購入を他のプレイヤーよりも多くやっていきましょう。序盤は物件のタネを蒔きつつ、運レートをあげる期間です。

〜10年のように短期プレイの場合はなおさら目的地を落とすのは致命的だと考えていきましょう。ある程度プレイ期間が長い場合は目的地ゴールでの賞金だけでなく、物件の収益で得た資金によって新たに物件を買って資産を増やすことができますが、短期プレイの場合はそこに到達する前にゲームが終わってしまいます。極端な話、目的地で獲得した賞金の合計額がそのまま総資産ランキングで戦う額のベースになると考えていいでしょう。

桃鉄攻略法:中盤は物件購入最優先。目的地は無視でOK

ここからは序盤で着実に勝ちを重ねたことが前提となる話になります。

駅によっては物件の独占購入ができるようになり、目的地ゴールの賞金だけではなく物件の収益額でもまとまった額を獲得できる頃(10年〜以降)になると桃鉄の一番面白いフェーズに入ります。無論、購入できる物件の幅が広がり、購入した分だけ収益も増えて翌年の所持金が加速度的に増えていくからです。

このフェーズ以降では、目的地となる駅の物件の増資や序盤で買えなかった高額物件を拾いに行って独占駅にするといった明確な理由がある時以外は積極的に目的地へ行く必要はありません。正確には、貧乏神がつかない程度の位置であれば、所在地周辺の物件を購入して資産をコツコツと築くというムーブが一つの戦略として確立する時期になります。

もちろん、基本は目的地を目指す方向で動くのですが、序盤ほど「何が何でも目的地を狙う!」という熱意はなくても大丈夫になります。どちらかというと「何が何でもビリ(決算ランキングではなく目的地からの距離の話)を避ける!」という感じですかね。自分が最も目的地から遠い場合だけ進行形やテレポート系カードを使ってビリを回避すれば十分です。目的地には近くないけどビリではない、というときは他のプレイヤーの進み具合を見ながら寄り道をしまくって物件を購入しまくりましょう。

この時、数千万円の物件はもちろん、数億円程度の物件であれば収益率を考慮して買う、という丁寧さは不要です。買えるものはガンガンまとめて買う方式でいた方が楽しいし気持ちいです。どうせ後から全部買うことになるので(?)。

桃鉄スイッチの場合:目的地ゴールは連続ゴールプレイヤーとビリの2人が旨味を得られる

桃鉄スイッチをやって一番感じたのは、忠実に目的地を第一優先に目指すプレイヤーが最も救われる、すごろくとして一番正しいバランスに調整されているということです(?)

正直、過去シリーズであればぶっちぎり1位のプレイヤーが目的地を血眼で目指す旨味ってそこまでなかったんですが、今回は連続ゴールによるボーナスやカードボーナス(スペシャルカードや特急周遊などそこそこ強力)が発生することを踏まえると、基本的にどの順位・フェーズでも目的地は優先度高めに狙うべき、といえそうです。

特に、今回は最下位・借金プレイヤーが挽回できるような救済が多く用意されているように感じます。目的地ゴールもその一つです。借金を持った状態でゴールすれば賞金を受け取った後にはなりますが赤字を0に戻してくれますし、借金がなくてもビリであれば連続ゴール時同様カードボーナスが発生します。負けたら負けっぱなし、のループから抜け出せるような糸口があるため、一度最下位に転落しても腐らず、虎視眈々とチャンスを伺うことで逆転勝利は十分可能と言えるでしょう。

1位で余力のあるユーザーは先述の通り物件を積極的に買ってほしいのですが、もし射程圏内に目的地があるのであれば他の誰にも旨味を渡さない気概で足を使ってでもゴールに入ることをお勧めします。目的地連続一番乗りを繰り返すと雪だるま式に増えるボーナスのおかげで効率よく資産を増やせます。

また、物件を買いまくって持ち金を常に少ない状態にする戦い方は、物件買収や台風といったイベント発生時に損害を負うリスクも存在するものの、坊主丸儲け、一頭地を抜く、ベビキュラーの標的にならないため、敵プレイヤーにうまみを与えず一人勝ちすることも可能となります。

桃鉄攻略法:終盤はリスクをとにかく避けろ(99年プレイなど長期向け)

特に長期プレイの終盤では資産が減るリスクを避ける守りの姿勢をどこまで徹することができるかがポイントになります。

というのも、終盤は物件やら鉄道やら自社ビルも買い尽くしてまとまったお金を使う場所がなくなるからです。

銀次が出るカードマスは極力止まらない、貧乏神は当然つかないように行動する。また、妨害カードの餌食にならないように、対策できるものは極力対策カードを所持しておくなど、攻撃の対象にされても大丈夫なように準備をしておきましょう。特に銀次は簡単に所持金ゼロにしていくのでダメージが大きい。2兆円くらいスラれた回がある。てか2兆円ってどうやって盗むの(急に現実的)。

桃鉄攻略法:進行形カードがないのは丸裸の状態と同等

進行形カードをストックするのは基本中の基本になります。

進行形カードは攻守ともに優れたカードです。目的地を目指すのはもちろんですが、何よりも貧乏神回避のために絶対に持っておきたいものになります。

序盤はただの急行、特急カードあたりを入手・使用する機会が多いと思いますが、おそらくやり続けていく中で「どこで周遊系カードを購入・増やすことができるか」を把握できるようになると思います。そこに立ち寄れそうな機会があれば必ず寄って複数枚確保する気概でいましょう。そして、ストックが切れる前にカード売り場に行って新たに購入する、というサイクルを徹底します。確実にカード売り場に行けるようなカード(11シリーズであれば「☆に願いをカード」)も合わせてストックしておくと完璧ですね。

具体的には、少なくとも11シリーズではこの☆に願いをカードと特急周遊カード、テレポートカード(これはまた別の戦略の話)の3つをなるべく切らさずに行動すれば勝てます。さらに、この3枚を購入できるカード売り場の位置(下田と和倉温泉は確実に買えたはず)を把握しておき、上のサイクルを徹底すればまず負けないと断言できます。他のシリーズでも同じような考え方での戦略が可能かと思います。

桃鉄は進行形を切らした瞬間負けます。たとえ1位だったとしても進行形カードがないせいで貧乏神の回避ができず、他プレイヤーになすりつけることもできないうちにキングボンビーになり、一気に借金地獄……当然目的地を目指すにも進行形はないし、カードを買うにも所持金がないからサイコロを振ることしかできないという蟻地獄的展開がいとも簡単に起こるゲームです。

サイコロをたくさん振れる周遊系たくさんとぶっとびを2枚持っておけば安心です。

桃鉄スイッチの場合:進行形と同等レベルに☆飛び・物件飛びカードが有能

桃鉄スイッチの場合は進行形を切らさない意味でも☆飛び(周遊)カード複数枚持ちが良いですね。また、使った先で再び☆飛びが購入できるようなカード売り場も把握しておくと有利でしょう。例えば北海道の知床、四国の新居浜など。

ただ、この☆飛びと物件飛びカード、さらに強奪飛びカードは純粋にカード・物件を買うためだけのものではなく、「目的地の近くに確実に移動する」ためのぶっとびカードのような役割を持つため、急行系カードと同じくらいの優先度で複数枚確保しておくことをおすすめします。物件飛びは持ち金で独占できる駅、という条件に限られてしまうのでそこだけご注意。

また、十数年などのプレイで戦う場合、北海道と沖縄にあるダビング駅を活用して増やしたいのはロイヤルEXですね。東北の宮古駅ではロイヤルEXの購入ができますし、山梨あたりの佐久間駅(正確には静岡県です)も新幹線周遊など強力な進行形に特化した売り場だったかと思います。強い感じの進行形を手に入れてダビングに成功さえすれば勝利はだいぶ近付くでしょう。

桃鉄攻略法:貧乏神はどんな手段を使っても他プレイヤーになすりつける

結局これが一番大事です。貧乏神がついている時期が長ければ長いほど絶望的です。

序盤の動き方のところで

つまり、桃鉄は戦略ゲーではあるものの、プレイヤーが目的地にゴールした回数に応じて運レートもある程度調整されており、運も味方につけてはじめて揺るぎない勝利を手にすることができると感じます。

と書きましたが、貧乏神はこの目的地と逆の効果があるように感じます。運レートがどんどん下がるのです。

純粋に貧乏神の悪行のせいで自分が不利になるというのもありますが、取り付いている期間が長いとサイコロの出目やらタイミングやら、諸々が絶妙にやめてくれ〜〜〜っていう具合に不調の体感が現れると思います(伝われ)。

「まだキングボンビーじゃないからいいや(ミニボンビーだからいいや)」
とか、
「貧乏神ついてるけど、普通にサイコロ振ればなすりつけられそうな距離に他のプレイヤーいるから安心かな」
とか、
「リニアカードを使えば確実に相手になすりつけられるけどこれはもっと遠い目的地に行くときに使いたい……こんなときに使うのはもったいない」
とか、色々あると思いますが、上記理由は全部悠長なことを言い過ぎです。
手持ちのレアな進行形カードだろうが妨害系カードだろうが、なんでもいいので取れる手段があるなら使い惜しみせず即なすりつけて貧乏神を遠ざけてください。

くろぎと桃鉄やってください

以上、オーソドックスな桃鉄の基本的な立ち回りの解説でした。
この基本さえ理解しておけば訳も分からず毎回ビリで借金地獄王😭ということはないかと思います。

細かい戦略やコツは話し出すとキリがないのでもしまた何かあったら聞いてください。

ところで、誰か私と桃鉄やってくれませんか?????わいわい楽しくやりたいよ〜〜〜〜〜〜〜😭殺伐としたガチ対決も可。

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