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思いの容量…考えた時ありますか?

伝えたい思いは「君の事が好き」。

どう伝えればこの思いが伝わるだろう?

1000文字のラブレター?

30秒の告白電話?

校舎裏10秒の告白?


ではもし、これらをそれぞれデータにした時

どのくらいの容量になるのだろうか?

答えはこうだ。

1000の文字 約2000バイト

30秒の音声 約500000バイト

10秒の動画 約2500000バイト



伝え方の違い。

ただ、それをデータの容量という目線から見てみるとこんなにも大きく変わってしまうのだ。

今回は思いの伝え方と容量という切り口でお話したい思う。

【伝え方それぞれの特徴】

1.ラブレター

想像してみてほしい。

1000文字のラブレターを送る時、もらった時の事を。

確かに多くの思いを書き連ねる事はできる。

書き方によっては、私の事を考えてこんなにも多くの文字で愛を綴ってくれているのだと感動されるかもしれない。

しかし文字だけでは"わかりずらい"のだ。

それは一方通行で「結局どこが好きなの?」と相手に思わせてしまうかもしれない。

最悪の場合、見てる途中でめんどくさくて読むのをやめてしまうかもしれない。

それに、その場で返事ができない上に相手が返事をするタイミングを掴めなくなってしまう。

こんな風に文字だけで思いを伝えようとすると相手の事を考えない自己満足になってしまうパターンが多い。

逆に
”「好きです」○○より。放課後ここで待ってます ”

のような短い文だと、どれだけ思いが強くてもそこまで伝わらない上に、いたずらと誤解されてしまう可能性すらある。

ラブレターで思いを伝える事のメリットは

アドリブではないという事。

自分の中で整理された言葉を伝えたい分だけ相手へ伝える事ができるという事だ。

逆にデメリットとして

相手がちゃんと読んでくれるかわからない。

伝えたい思いが誤解されてしまっても、その場で説明ができない。

返事のタイミングがワンテンポ遅くなってしまうという事が挙げられる。

以上の事から文字という少ない容量で相手へ思いを伝えるのは相手への理解が深くないととても難易度が高い。


2.音声で思いを伝える

想像してみてほしい。

告白の電話をする時、もらった時の事を。

電話の向こう側、リアルタイムで相手の声が聞こえてくる。

それは緊張しているのか、笑っているのか、はたまた、自分へ熱く愛を語りかけてきているのか。

そこには相手の声の抑揚が感じられるはずだ。

文字では感じる事ができない情報がそこにはある。

音声で思いを伝える事のメリットは

感情の乗った生の声で言葉のキャッチボールができ、一方通行ではなくなるという事。

返事のタイミングがわかりやすいという事だ。

逆にデメリットとして

手紙と違いリアルタイムでやり取りをする為、緊張で思いを全て伝えられなかったり、いらない言葉を言ってしまったりする場合があるという事だ。

あと、手紙より勇気がいる。

以上の事から

音声で伝えるのは少しだけ勇気が必要だが、比較的誤解がなく思いを伝える事ができると言える。


3.実際に会って思いを伝える

想像してみてほしい。

実際に会って告白する時、される時の事を。

目の前に相手がいる、声が聞こえるし返事もできる。

音声ではわからない相手の仕草も伝わってくる。

どんな表情で何を言っているのかを見て取る事ができるのだ。

しかし実際に面と向かって話す緊張は電話以上だろう。

それに誰かが見ているかもしれないという恥ずかしさや不安で用意していた言葉を忘れてしまうかもしれない。

上記、容量の話では例として10秒の動画と表した。

しかし、実際は動画では感じられない匂いや温度などもある為、容量で表すとすればもっと多いだろう。

実際に会って告白するメリットは

表情や仕草等、伝わる事が手紙や電話より多いという事。

つまり自分の本気度を動きや表情を使って全力で相手へ伝える事ができるという事だ。

逆にデメリットとして

場所やタイミングを考えないと手紙や電話以上にいらない事が相手へ伝わってしまう。

結果、周りの雑音やガヤ等に気が取られてしまい本当に伝えたい事がぼやけてしまうかもしれない。

実際に相手を目の前にして告白する勇気も電話以上に必要だろう。

以上の事から

実際に会って告白するのはタイミングや場所の選定が難しいが、思いを体全体で相手に伝える事ができる。
決まれば最強の方法と言えるだろう。


伝え方が大事


ここまで3つの伝え方について話したが、どれにも一長一短がある。

ただ、一つ言えるのは相手に思いを伝えたいなら自分の思いだけを一方的に伝えるのは良くないという事だ。

相手の容量を考えずに自分の思いの容量を受け入れてもらおうとすればきっと失敗する。

もし、思いが相手の容量をオーバーしてしまえば受け入れてもらえない。

思いが少なすぎても振り向いてもらえない。

相手の容量にあったベストな思いを伝える必要がある。

だがその為には、相手の事を理解しなければならない。

相手の容量を知り、相手に合わせた思いの伝え方ができる様になればきっと百戦錬磨の恋愛スペシャリストになる事も夢ではない。

一概に伝える事が多いから良い、少ないから悪いとは言えない所も"伝える"という事の難しい部分なのだ。

今回は思いを伝える方法をデータの容量という切り口で考えてみた。

今回、最後まで見てくれた方々ありがとうございます。

伝え方の可視化という面で、"気づき"をプレゼントできたでしょうか?

もし良かったらアドバイスや感想コメントを頂けると今後の励みになります。




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