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冬の飛騨路がイメージと違った話

「冬の富山って雪ヤバそうじゃね?」

初投稿のnoteです。今回は冬の飛騨路を特急「ワイドビューひだ7号(名古屋発、富山行)」でかけ上がった話を書こうと思います。タイトルから結果は察したかもしれませんが、ふーんと思いながらお付き合いください。


友人の招待で2月6日という冬真っ只中の富山に行くことになりまして、日本海側の冬を知らない私、正直素人は雪に揉まれて死ぬんじゃないかと本気で思ってました。日本海側といえば、寒い、曇り、雪深いのイメージ。

↑こういうイメージ(出典:Wikipedia)


でも偏見を偏見のままにしていいのか?そういう思いはありました。一度冬の北陸を見てみたい!そんなわけで、冬の富山に向かった話です。



10:48 名古屋発車

あいにくの雨です。名古屋は雪がないけど、太平洋側なので驚かない。

11:08 岐阜発車

ワイドビューひだは岐阜より先、美濃太田 下呂 高山 飛騨古川……と岐阜県を北上していきます。自由席はほとんど混んでいません。まあ平日だし。

七宗町の「飛水峡」。飛騨川の渓谷は車窓からもなかなかの眺め。

下呂市金山町の「下原八幡神社」。境内を線路が突っ切るすごい神社。車内からだとわかりにくいかな…?

12:27 下呂発車

名古屋から一時間半。ずいぶんと山間地に入っていったはずなのですが、

雪がない……?

下呂温泉はなかなかの景観、なのはいいんですがね、ここまで来て雪がないってちょっとびっくり……と思いながら先に進んだところ、しばらくするとようやく雪が見えてきました。

きれいだけど。

きれいだけど……

なんか思ってたのと違う。東京でも降るときはこれくらいにはなる。


13:15 高山発車

列車は飛騨の小京都、高山に到着。7両編成の後ろ4両を切り離し3両になりました。しかし両数減ったのに高山ではかなりのお客さんが乗ってきたので、さっきまでガラガラだった自由席が一気に満席、立ち客まで。車内は中国語が飛び交います。春節ですかね。インバウンドの力強さを感じました。

13:30 飛騨古川発車

君の名は。の聖地。いつか来てみたい。

飛騨古川から北上すると、いよいよ飛騨地方の中でもさらに山あいの地域になります。ここまで来るとようやく雪が増えてきました。これこれ、こういうのを想像してたわけよ。

深いところで50cmとかはあるんですかね。関東ではなかなか見られない雪にはしゃぐ柏民わたし。実際に住んでる方にしてみれば大変なのでしょうしはしゃぐのもどうかと思いながら、車窓に食いついて見ていました。

岐阜でこれなら、日本海側の富山はもっとすごいのでは!!


14:08 猪谷発車

長い岐阜県を通り抜け、富山県最初の駅、猪谷駅に到着しました。ここから先はJR西日本。

あれ……?

岐阜より雪少なくない……?

あれ……?


なんか予想と違わない?と感じながら車窓を眺めていると、猪谷から二駅離れた笹津駅あたりから列車は山を抜け、富山平野へと入ります。そこに広がっていたのは一面の雪景色……




全然雪ねえじゃん。ていうかめっちゃ晴れてるじゃん。


14:36 速星到着

所要につき終点富山の少し手前、速星駅で下車しました。

晴れてんなぁ。


速星駅から少し行ったところに神通川があります。そこからの眺め。

奥に見えるのは立山連峰。立山連峰は雪化粧していてきれいですが、平野はまったく雪がありません。そうか、鉄道のまわりだけ雪がないわけじゃないのか。


そろそろ現実を知る用意ができました。

晴れたら富山平野には雪ないんだ。

ていうかこんなに晴れるんだ。(写真はイタイイタイ病資料館)


まとめ。

富山の冬、思ってたのと結構違う。

飛騨の山奥こそ雪深いけど、平野はほとんど雪ないのね。

冬はやべえんじゃないかと思いながらワイドビューひだに乗ってみてよかった。イメージと違う、新鮮な感動を得られた。


なんの役に立つかわからないですが、もし私みたいな偏見でものを見てた人にふーんっえ思ってもらえたら嬉しいです。ただ天気は毎日変わるので、日によってはまた全然違う光景があるかも。ぜひ、冬の飛騨路へ。


ご支援賜われましたらこれ以上の喜びはありません!