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「新橋と公衆電話」(公衆電話発祥の地)

新橋駅と上野駅に最初にできた公衆電話

★ジャンル【産業】
★場所 港区新橋5−34−4
★最寄駅 JR、東京メトロ新橋駅、都営三田線御成門駅

これまでの23区発祥の地一覧

★碑文
「公衆電話が街頭に初めて登場したのは、明治三十三年、場所は新橋と上野の停車場である。交換手がつなぐもので「自働電話」と呼ばれた。料金は一通話十五銭。「おいれなさい」という交換手の声に従って五銭硬貨を入れると「チーン」、十銭硬貨を入れると「ポーン」という音がし、交換手がその音を確かめてつないだ。この「自働電話」は関東大震災(大正十二年)後、自動交換が開始されるにあたって「公衆電話」と改名され今日にいたっている」

★解説
 「野球チーム発祥の地」の案内板のはす向かい、セブンイレブン先の農業土木会館前の歩道にあります。この「赤レンガ通り地図」はほかにも多数あり、ワンポイント豆知識としていろいろな新橋のエピソードが書かれています。
 この公衆電話発祥の地も少し微妙です。やはり離れすぎです。明治33年ですから1900年、まだ新橋駅は旧駅の場所ですから今で言えば汐留の北端。直線距離で800メートルも離れています。
 案内板に書かれているように上野駅にも置かれ、こちらには最近まできちんとした「公衆電話発祥の地」の碑がありましたが、今はなくなり、なぜか「ああ上野駅」の歌碑が代わりに立っています。「公衆電話」の方がよっぽど文化的価値があるように思うのですが、JRとNTTで何か確執があるのでしょうか?
 設置場所は新橋駅は中等待合室前、上野駅が駅長室前でした。実はこの「自働電話」設置前にも、家に電話がなくてもだれでも使える「電話所」というものがありましたが、これは電話局内に置かれており、これは「公衆電

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