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「当所地名発祥之処 梶原塚」

「梶原塚」の遺物を移設

★ジャンル【地名】
★場所 北区堀船3-10-6
★最寄駅 都電荒川線梶原停留所もしくは荒川車庫前停留所

★解説文
特になし

★解説
 最寄りの都電停留所から北の隅田川方面に向かうと、福性寺というお寺があります。参道から境内に入り本堂に向き合います。向かってすぐ右手に小さな小屋のような建物があり、その前の植え込み内にあります。とてもわかりにくいのでご注意ください。
 現在は周辺の地名は堀船ですが、これは1932年に所属する王子町が東京市に編入されて王子区になった際に、旧大字の堀之内と船方の1文字づつを取って生まれた合成地名です。
 解説板などで「堀之内村と船方村が合併して」などと書いてある場合がありますが、そうではなく、1889年にすでに堀之内村と船方村を含む多くの村が合併して新「王子村」が誕生しています(王子村という行政単位は明治維新時点ですでにありました)。王子村は1909年に王子町になります。
 その旧大字堀之内の中でもこの福性寺の門前あたりには梶原という集落がありました。福性寺裏の隅田川べりには「梶原の渡し」もありました。「梶原堀之内」という言い方もしています。
 で、その「梶原」はどこから来ているかというと、やや北方の隅田川沿いに「梶原塚」というものがあったため、とされています。結構離れているのですが

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