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「早稲田大学バレーボール部発祥の地」
珍しい大学体育会の発祥碑
★ジャンル【スポーツ】
★場所 新宿区西早稲田2−3−1
★最寄駅 東京メトロ早稲田駅
これまでの23区発祥の地一覧
★碑文
「バレーボール部創設時のホームコートは当時の主将、赤城功氏始め諸先輩達が、奉仕園創始者であるベニンホフ先生の慈愛ある人間教育の精神を日頃より尊び、なおまた先生のご厚情により1931年早稲田奉仕園排球部と呼称する任意団体で当地にてスタートする」
★解説
早稲田大学近く、馬場下町交差点の穴八幡宮裏に早稲田奉仕園があります。この中の煉瓦建物裏手左の植え込みの中にあります。
しかしまたなんで、早稲田大学とはいえ一体育会の発祥の碑を建てているのでしょう? 全部の大学の、全ての種目の体育会でやっていたらきりがないですよね。これは早稲田大学バレーボール部の特別な発足事情に由来します。
バレーボールは比較的新しいスポーツです。1895年(明治28年)、アメリカで当時流行していたバスケットボールほど接触プレーがなく、運動量も少ない、女性や子供でも楽しめる球技として発明されたスポーツなのです。
発明したのはマサチューセッツ州のYMCAの運動活動担当者でした。今でも女性に人気があるスポーツなのは、そもそも女性向きに作られたからなのですね。その後YMCAを通じて世界中に広まり、日本には1913年(大正2年)、やはりYMCAが広めて普及しました。
一方早稲田奉仕園もキリスト教関係の団体ですが、現在は公益財団法人で理事長は鎌田薫(かまた かおる)早稲田大学前総長(2020年末現在)です。近年は理事長を早稲田大学元総長が務めるのが慣例になっています。そもそも早稲田奉仕園は、1908年(1908年)、大隈重信(おおくま しげのぶ)が米バプテスト教会ベニンホフ師に依頼して作った学生寮「友愛学舎」が元になっています。ベニンホフ師は布教活動にこだわらず活動し、学生たちと交流を深めました。
今も活動の中心は学生寮とゲストハウスです。早稲田大学とは深いつながりがあるのです。そこで碑文にもあるように、早稲田の学生がバレーボール
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