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「鈴乃屋発祥の地」

100歳大往生の女傑が築いた呉服チェーン

★ジャンル【企業】
★場所 台東区上野1-20-11
★最寄駅 東京メトロ上野広小路、都営地下鉄上野御徒町駅

これまでの23区発祥の地一覧

★碑文
 特になし

★解説
 上野広小路のA4地上出口の前、鈴乃屋本店ビル1階の壁面にありますが、今は1階がタリーズとなり、その看板の陰になっていてわかりにくいです。本店が所在するビルに発祥の地、と銘打つのも珍しいのですが。
 鈴乃屋は1909年(明治42年)に開店した老舗洋品店「鈴木シャツ被服店」の娘だった小泉清子(こいずみ きよこ)が、戦後の1947年、夫が戦死して子供を養うために始めた呉服店がスタートです。旧姓が「鈴木」だったので「鈴乃屋」。以後ずっとこの場所で営業し、全国に33店舗(2021年1月現在)を展開するチェーンに育て上げました。
 男性にはあまりなじみがありませんが、毎年若手女性タレントをイメージキャラクターに起用した晴れ着姿のポスターを貼る会社、というとおわかりかも。相武紗季(あいぶ さき)や川島海荷(かわしま うみか)、吉本実憂(よしもと みゆ)、鈴木愛理(すずき あいり)、飯豊まりえ(いいとよ まりえ)といったところが起用され、2017年には始めて男性タレント千葉雄大(ちば ゆうだい)を起用して話題になりました。2021年のキャラクターは生見愛瑠(ぬくみ める)。メルちゃんですよ、メルちゃん。もうお顔も西洋人のよう、体型も脚長西洋系で、これできちんと和服似合うのかおじさんは心配になります。
 また小泉氏は1984年の「山河燃ゆ」以降、ほぼ毎年大河ドラマの衣装考証

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