開成学園発祥の地1

「開成学園発祥の地」

高橋是清が立て直した名門校

★ジャンル【学校】
★場所 千代田区神田淡路町2ー101
★最寄駅 JR、東京メトロ駅御茶ノ水駅、東京メトロ新御茶ノ水駅

★碑文
特になし

★解説
 御茶ノ水駅前の近年再開発でできたワテラス前の公園内にあります。かつては淡路公園だった一角です。
 裏面に略年譜のみ書かれています。
 「明治4年 佐野鼎(さの かなえ)共立学校を創立、明治11年 高橋是清(たかはし これきよ)初代校長に就任、明治28年 東京府開成尋常中学校、明治34年 私立東京開成中学校、大正12年 関東大震災により 淡路町校舎焼失、大正13年 日暮里校舎を造営移転」
 創立者の佐野鼎は金沢藩出身の武士で、同藩の洋式兵学校の砲術師範をしていました。その後幕府の遣米使節、遣欧使節の両方に参加し、当時としてはトップクラスの外国通となりました。維新後は小石川造兵司(鉄砲、大砲の軍工場)の頭になりますが、1871年(明治4年)、日本でも欧米流の教育が必要との考えから「共立学校」(きょうりゅうがっこう)を設立します。
 しかしわずか6年後の1877年に佐野は47歳の若さで亡くなり、学校は廃校寸前となります。そこで大学予備門の教師だった高橋是清(たかはし これきよ)が校長に就任、立て直しを図ると、翌1879年(明治12年)には、大学予備門入学者の4分

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