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「根岸小学校発祥之地」

初代林家三平出身校

★ジャンル【学校】 
★場所 台東区根岸3-12-38
★最寄駅 JR鶯谷駅、東京メトロ日比谷線入谷駅

これまでの23区発祥の地一覧

★碑文
「根岸小学校は明治七年二月西蔵院庫裡に第五中学区五番小学根岸学校として開校せらる。教員三名生徒六十名官給金月十円以外は悉く民費に依る」

★解説
 鶯谷駅の北口を出て、言問通りを渡って尾竹橋通りに入るとすぐ右手に現在の根岸小学校があります。そのまま進んで二つ目の角を右に入ってしばらく行くと右手に西蔵院がありその門前に碑があります。
 碑文や学校のページには1874年(明治7年)開校とありますが、Wikipediaによると、それに先行して1871年に加賀前田家の寄付等で創立されたとあります。それが本当なら、台東区内では別項で紹介した育英小学校の次に古い小学校となるのですが、Wikipedia以外の資料で確認できませんので、今のところ?としておきます。
 なぜ前田家かというと、1871年に前田家は根岸に土地を購入して翌1872年から一時ここを本邸として住んでいたのです。「新参者」の挨拶料として学校一つ寄付するぐらいは100万石の前田家には簡単なことだったでしょう。
 しかし碑文は1985年の設置ですが、「ことごとく民費による」というあたりに、地域で支えた学校なのだとの誇りを感じます。
 1887年にはようやく寺を出て寺裏の隣接地に新校舎を建てました。さらに1913年に現在地に移転します。震災で被害を受け一時仮校舎で授業をしていたようですが、また新校舎を建て、現在に至っています。
 台東区では、育英小学校が一番古く、次が浅草小学校(開校時は並木小学校、以下同じ)、東浅草小(待乳山小、開明小)で1873年。続いて根岸小学

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