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「赤坂消防署発祥之地」

珍しい「消防署」発祥の地

★ジャンル【社会】
★場所 港区南青山1−2
★最寄駅 東京メトロ青山一丁目駅

これまでの23区発祥の地一覧

★碑文
「赤坂消防署は、この地に大正十五年に誕生し、以来昭和三十年までの間地域と一体となって、協力と和のもとに防災の拠点としてその任務を果たした」

★解説
 青山ツインビルの南西角緑地帯の中にあります。
 消防署の発祥地とはまた細かい発祥地ですが、ざっと調べた限り23区内の消防署・警察署で発祥地を記しているのはここだけのようです。消防署や警察署は、小学校などと並んでなかなか移動しない、という事情もあ利、特に発祥地を明記したい事例が少ないのだとはと思います。赤坂は移動しており、職員や地域の人にこだわりがあるのでしょう。
 碑文にある「誕生」とは「赤坂」の名称の誕生で、実は消防署は同じ場所に大正15年(1926年)以前からありました。23区内の消防署は、1881年(明治14年)に消防分署(現在の消防署)6か所を設置したのが始まりで、当初赤坂地区は第三分署(麹町消防署)の管轄でした。これが第三消防署と名を変え、その青山分署が1924年(大正13年)にできます。それ以前にも青山出張所があったようですがいつできたかは調べきれませんでした。
 この分署が昇格独立し赤坂消防署になったのです。その場所がここである、と碑に書いてありますが、ちょっと疑問もあります。赤坂消防署の公式ページを見ると「昭和2年11月16日 赤坂青山南町一丁目6番地に本署庁舎の建設工事に着手し、約7か月間をかけて落成し旧庁舎より移転」とあるのです。この赤坂青山南町一丁目6番地とは碑の場所のことです。ですからど

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