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「肢体不自由教育発祥の地」

自治体設立、最初の肢体不自由教育機関

★ジャンル【学校】
★場所 港区南麻布2−9−22
★最寄駅 都営三田線、東京メトロ南北線白金高輪駅

これまでの23区発祥の地一覧

★碑文
「昭和7年6月19日、当地に東京市立光明学校という我が国における最初の肢体不自由教育が発祥した。東京都立光明養護学校創立50周年記念に当りこの碑を建立する」

★解説
 首都高が大きく屈曲する古川橋の北西、曹渓寺門前の絶江児童遊園の奥の隅にあります。本当に奥の隅の目立たないところにひっそりとあるため、なんだか悲しくなってしまいます。
 「光明養護学校」は、現在は世田谷区の梅が丘駅前にあり、名前も「光明特別支援学校」と変わっています。さらに2017年に旧久留米特別支援学校と再編され、光明学園となりました。
 この特別支援という言葉は、様々な障害を個性と捉え、それぞれの障害に特別なニーズがあり、それに対応した支援をしていく必要がある、という考え方で使われれおり、文部科学省は21世紀に入って積極的に使うようになりました。それまでの「養護」という言葉に代表されるように、養い護る弱い存在というだけでなく、障害者を社会を構成する一員として、平等な存在と見る考え方です。これは先進国では当たり前の考えとなっていますが、日本の社会ではどうでしょう。理解は進んでいるでしょうか?
 肢体不自由とは先天的あるいは後天的に手足に障害があることを指し、日本の障害者の場合、脳性まひが半数ほどです。
 日本の障害者教育は、まず視覚障害者から始まり、江戸時代にすでに職業教育機関がありました。明治になってからも、まず盲ろう者の学校ができ、

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