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「品川区 ・ポートランド市姉妹都市提携記念」碑(日本考古学発祥の地 国指定史跡大森貝塚)

モース博士発見の大森貝塚

★ジャンル【文化】 
★場所 品川区大井6-21-6
★最寄駅 JR大森駅

★碑文
「大森貝塚は明治10年(1877年)アメリカ人 エドワード・S・モース博士によって発見され日本で初めて学術調査が行われた縄文時代後期から晩期の貝塚遺跡で日本考古学発祥の地である 品川区はモース博士生誕の地であるアメリカ合衆国メイン州ポートランド市との姉妹都市提携を記念してこの日を建立する」

★解説
 JR大森駅の西口を出て、駅前の池上通りを北へ、大井町方面に戻って行きます。この通りは都内屈指の古道です。しばらく行くと右手に、緑豊かな「国指定史跡 大森貝塚遺跡庭園」があり、その中央やや左寄りの小広場にあります。小広場の中心には、難しい顔をして土器を手にしたモース博士の像があります。
 公園を奥のJR線側に進んで斜面を下ると、線路ぎわには「大森貝塚」と大書された碑もあります。碑の上に縄文土器が載っているユニークな形の碑です。こちらには特に碑文はありません。
 さらに300メートルほど南の大田区内のビル敷地線路ぎわにも「大森貝墟」という碑があります。こんなに離れてなぜ似たような碑があるのでしょうか? また品川区にあるのに、なぜ大田区の地名「大森」が冠されているのでしょうか?
 大森貝塚は碑文の通り、1877年にモース博士が発見しました。最初は横浜から新橋に向かう車窓から、線路脇の崖に貝の層が積み重なっているのを発見しました。鉄道敷設のために台地が少し削られて、それで貝層が露出したようです。モースは陸側の席に座っていたのでしょうか? 海側の席に座っていたら気が付かず、大森貝塚も発見されなかったのでしょうか?

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