第一東京市立中学校発祥之地1

「第一東京市立中学校発祥之地」(九段高校発祥の地)

創立からユニークな校風。直木賞作家3人

★ジャンル【学校】
★場所 千代田区麹町2丁目千鳥ヶ淵公園内
★最寄駅 JR、東京メトロ半蔵門駅

これまでの23区発祥の地一覧

★碑文「大正十三年四月 成田千里校長のもと開校す 第一精神と智徳体三位一体の新教育を行い昭和三年一月 九段上の新校舎に移る 東京都立九段高等学校の原点なり」

★解説
 半蔵門から千鳥ヶ淵公園内に入り、子供用遊具の少し先の堀側植え込み内にあります。
 第一東京市立中学校は関東大震災(1923年)後の学校不足を補うため、当時の東京市によって設立された学校です(当時は東京府と東京市が並立)。碑文にもある成田千里(なりた ちさと)校長は開明的な人だったようで、自由な校風、制服はブレザー(!)、しかし千葉に海の家を設けて毎年遠泳、など特徴ある学校でした。成績もよく、旧制一高への入学者を多数出していました。碑の設置者となっている菊友会は同校の同窓会です。
 創立地は仮校舎で、ここにあった小学校の校舎を借りており、新校舎が完成するとそちらへ移りました。移転先は明治になって木戸孝允(きど たかよし)が住んだ場所で、彼が亡くなると琉球王朝の尚氏が住みました、しかし関東大震災で被災すると尚氏は渋谷に移ったため、そこを校地としました。今でも残る校舎東側の石垣は尚邸のものと言います。

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