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羽根付餃子発祥のお店

中国から帰国した創業者が考案、蒲田の名物に

★ジャンル【店舗】 
★場所 大田区蒲田4-24-14
★最寄駅 京急蒲田駅

★掲示文
特になし

★解説
 羽付餃子は、いくつかの焼き餃子の間に溶いた小麦粉を流し込んで焼き、薄く焼けた皮で餃子同士をくっつけてしまうものです。パリパリになった皮が鳥の羽根のようなので「羽付餃子」と命名され、この蒲田界隈に多くの店があります。最近は全国に羽付餃子を出す店があり、ご家庭でも作る人が多くなりました。
 こうした餃子は中国にはないようで日本発祥なのですが、そのまさに発祥、考案の店がこの「你好」(ニーハオ)なのです。
 創業者の八木功さんは終戦時の混乱で家族と離れ離れになった離散家族の一人で、1979年にようやく帰国できました。帰国後中国で作っていた料理を研究する中で、日本では水餃子よりも焼き餃子が人気であることを知り、中国の焼き肉まんを思い出して羽付餃子を考案したそうです。
 また八木さんは中国料理の腕を専門学校で磨き、1983年12月にこの你好を開店し、羽付餃子が看板メニューになりました。開店時の店が現在の本店です。
 現在蒲田には多くの羽付餃子店がありますが、有名店は八木さんの縁者の経営のものが多いといいます。八木さんは羽付餃子を独占することなく他店でも作らせ、さらに各店舗で独自の工夫が加わっていったようです。
 その後多くの店が模倣し、蒲田といえば「羽付餃子」と言われるまでになりました。価格はだいたい5個300円(税抜)が多いようです。你好も持ち帰りパックは5個300円、税込330円です。これは創業時と同じ価格といいます。半世紀近く据え置き! びっくりですね。羽根が最大の特徴ですが、肉汁がたっぷりというのも蒲田の餃子の共通点のようです。

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