「墨田工業高等学校発祥の地」
江東区にあるのになぜか「墨田工業」
★ジャンル【学校】
★場所 墨田区菊川1-16-11
★最寄駅 都営新宿線森下駅または菊川駅
これまでの23区発祥の地一覧
★碑文
「東京府による工業教育ここに始まる」
★解説
森下駅、菊川駅どちらからも徒歩5分ほどです。新大橋通りを両駅の中間に向かって歩き、角にローソンストア100のある交差点で北に向かいます。二つ目の十字路角、NTT本所ビルの一角にあります。
裏面に沿革が書かれています。開校は1900年で、開校時には東京府職工学校との名称で、木工科(大工・指物・木型科)・金工科(仕上・鍛治・鋳造・板金科)があり、40名の募集でした。
しかしこの名前、台東区で紹介した東京職工学校と実に紛らわしいですね。あちらは国立で東京工業大学になっています。時系列的には東京職工学校の方が20年ほど前です。名前が似ているということは当初の目的が似ており、工業化の進展に伴う熟練工の養成を担っていました。
しかし東京職工学校はその後高等教育機関化し、さらに工業化の進展でより多くの熟練工が必要とされたため、その後全国各地に中等教育レベルの実業学校、職工養成学校が生まれます。
開校後まもなく課程が建築部(造家科、家具科)・機械部(木型科・仕上科・鍛治科・鋳造科)に再編され、さらに大正になると建築部に左官煉瓦科・塗工科が設置され、電工部もでき、募集人数は240人と急速に増えていきました。
1920年(大正9年)には校名を東京府立実科工業学校と改めますが、まも
これより有料です。以下には記事全文のほか、写真、地図、関連情報リンクなどがあります。ご購入いただく場合、この記事だけで100円お支払いいただくより、マガジン「東京23区発祥の地めぐり」全体を500円でお買い上げいただく方がお得かと思います。最終的に数百本近い記事をご覧になることができます。よろしくお願いします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?