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「東海七福神めぐり発祥の碑」

大東京市成立を記念して始まる

★ジャンル【宗教】 
★場所 品川区北品川3-7-15
★最寄駅 京浜急行新馬場駅

★碑文
「大いなる希望に歩め春立つ日」

★解説
 品川神社は源頼朝が創建したと伝えられる古社で、急な石段とその上に聳える大きな富士塚が、京浜急行の車内からもよく見えます。新馬場駅の北口を降りてすぐ、第一京浜(国道15号)を渡った目の前にあります。その石段を登り切った右側の記念碑が集まる一角に建っています。
 しかし「七福神発祥」とか「七福神めぐり発祥」ならわかるのですが、「東海七福神めぐり発祥」と言われても、そりゃそこにしかないものは、そこが発祥でしょう! と言いたくなります。が、「発祥」の2文字が入った碑がありますので。それに碑銘にも「発祥の碑」とあります「発祥の地」ではないのですね。
 さて七福神や七福神めぐりは日本人の大好きな「スタンプラリーもの」の先駆けですが、実はそう古いものではありません。七福神の顔ぶれが今のように定まったのは室町時代で、巡拝が始まったのは江戸時代後期の江戸です。イベント好きの江戸の文化人たちが考案しました。
 この東海七福神は1932年(昭和7年)、現在の品川区域が東京市に編入されたのを記念して始まったものです。いわゆる大東京市の誕生ですね。この時に現在の23区の範囲がほぼ定まりました。
 現在の七福神は、品川神社(大黒天)、養願寺(布袋尊)、一心寺(寿老

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