見出し画像

「池袋地名ゆかりの池」(地名池袋発祥の地)

由来の「池」跡の隣・・・でも違うかも

★ジャンル【地名】
★場所 豊島区西池袋1-91丁目9
★最寄駅 池袋駅

★碑文
「むかしこのあたりに多くの池があり、池袋の地名は、その池からおこったとも伝えられる池には清らかな水が湧き、あふれて川となった。この流れはいつのころからか弦巻川とよばれ雑司ヶ谷村の用水として利用された。池は次第に埋まり水も涸れて今はその形をとどめていない。これはむかしをしのぶよすがとして池を復元したものである」

★解説
 池袋駅の西口をルミネのあたりで出ます。ルミネ前の通りを南に行くと右の角に「元池袋史跡公園」という小さい公園があり、「成蹊学園発祥之地」の碑とともにあります。塀にはさまざまなフクロウの絵が描かれ、真ん中には「梟の樹」と題された金属製のオブジェがあり、その上にもフクロウ像がたくさんあります。全体として公園というよりモニュメントのような場所です。
 碑文には「池を復元」とありますが、実際には石組があってその下に少しだけ水が溜まるようなものですが、残念ながら水が溜まっているのを見たことがありません。
 碑文には「多くの池」とありますが、以前はこの土地に隣接したビル敷地に公園があって、そこに「丸池」という池があり、これが「池袋」の地名の由来だと言われていました。弦巻川はこの辺りを源流に東に流れ、JR線を越えて鬼子母神堂と法明寺の間を通り、雑司ヶ谷霊園の南から護国寺前へ続いていました。
 しかし実際の源流は、古い地形図などを見るともう少し上流で、今の西池袋公園あたりではなかったかと思われます。公園は元の丸池があった公園が埋められたため、1998年に作られました。
 しかし、実はここにあった池が池袋地名発祥の地、というのは実は怪しいです。

これより有料です。以下には記事全文のほか、写真、地図、関連情報リンクなどがあります。ご購入いただく場合、この記事だけで100円お支払いいただくより、マガジン「東京23区発祥の地めぐり」全体を500円でお買い上げいただく方がお得かと思います。最終的に数百本近い記事をご覧になることができます。よろしくお願いします。

ここから先は

791字 / 5画像
この記事のみ ¥ 100
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?