明治薬科大発祥の地1

「明薬発祥之地」(明治薬科大学発祥の地)

めちゃくちゃ移転の多い学校

★ジャンル【学校】
★場所 千代田区紀尾井町3−27
★最寄駅 東京メトロ麹町駅

これまでの23区発祥の地一覧

★碑文「明薬は明治三十五年四月医薬分業確立を理念として学祖恩田重信先生により創立され同四十年七月現在地に明治薬学校々舎を建つ 爾来震災戦災のため麹町 笹塚 野沢 田無と変遷するも今日の大明薬に発展せしは創学精神の継承による茲に発祥の地を明記する碑を建て母校の発展を祈り明薬史の道標となす」

★解説
 文藝春秋社の2軒隣りのビル、剛堂会館前にあります。
 碑には「発祥」とあり、建てたのも明治薬科大学同窓会ですが。ここを明治薬科大学発祥の地と言ってしまうのはちょっと疑問があります。といいますのも、明治薬科大学の前身の東京薬学専門学校は1902年(明治35年)、同じ千代田区の三崎町で開校したからです。今の日大経済学部があるあたりです。しかし開校当初の東京薬学専門学校は、生徒数14名という小規模な学校で、大成学館という別の学校(今で言う中学・高校レベルの学校)の1室に間借りしていました。
 その後移転を重ね、初めて自前の校舎を持ったのがこの地です。1907年(明治40年)7月のことで、当時売りに出されていた誠思小学校という学校の校舎を買って転用したものでした。自前校舎の取得地ということをもって、発祥地としているわけで、普通に言う発祥地とはやや意味が異なります。

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