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「万燈神輿発祥之地」

明治以降東日本に流行した神輿の形式

★ジャンル【文化】 
★場所 墨田区墨田4-38-13
★最寄駅 東武スカイツリーライン鐘ヶ淵駅

これまでの23区発祥の地一覧

★碑文
特になし

★解説
 ここは行きづらいです。鐘ヶ淵駅からは歩いて10分もかかりませんが、かなり込み入った路地の奥です。一番わかりやすいのは、駅を出て鐘ヶ淵通りを南東、八広方面に進みます。少し行くと左にミニスーパーがあるので、その先を左に入るとすぐ右手にコンビニがあります。その道を進んでクランク状に歩くと隅田稲荷神社の表参道に出ます。その左脇の玉垣内に建っています。
 万燈神輿とは、普通の御神輿と違い、輿の四周に弓張り提灯が飾り付けられた神輿のことを言います。さらに厳密には、普通なら神様が祀られる部分が行灯のようになり、錦絵などが張られたものを言います。
 調べてみましたが東京、神奈川など関東に多く、東北地方にもこの神輿を担ぐお祭りがありましたが、東海以西では見つかりませんでした。夜になってちょうちんに火が灯ると大変美しいため、人気となって各地に広がったのでしょうか。しかし比較的歴史が浅いため、関東中心にとどまっているのでしょう。
 碑の建つ隅田稲荷神社は天文年間(1532年から1555年)の創建と言いますから戦国時代ですね。言い伝えでは伊豆にいた堀越公方足利政知(あしかが まさとも)が鎌倉入りを果たせず病死した後、家臣だった江川善左衛門雅門がこの地にたどり着いて開拓を行い、社を建てたと言います。
 その後付近は善左衛門村と呼ばれていましたが、江戸末期の元治年間

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