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東京23区発祥の地めぐり

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徳川家康の入府以来、日本の政治・経済、そして文化・芸能の中心都市として発展し続けてきた江戸・東京には、様々な物事の始まりの地があります。学校・企業・産業・芸術・風俗など、数多くの…
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2021年6月の記事一覧

「夏目漱石旧居跡」(漱石文学発祥の地、森鴎外旧居跡)

二大文豪の住んだ場所、通称「猫の家」跡★ジャンル【学校】  ★場所 文京区向丘2-20-7 ★最寄駅 東京メトロ南北線東大前、本駒込または千代田線千駄木駅 これまでの23区発祥の地一覧 ★碑文 「夏目漱石は明治三十六年一月英国から帰り 三月三日 ここ千駄木町五十七番地に居を構へた。前半二箇年は一高と東大の授業に没頭したが、三十八年一月『我輩は猫である』『倫敦塔』等を発表して忽ち天下の注目を浴び、更に『猫』の続稿と並行、三十九年初から『坊ちゃん』『草枕』『野分』等を矢継早に

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「『青踏社』発祥の地」

日本の女性解放運動発祥の地★ジャンル【社会】  ★場所 文京区千駄木5-3-11 ★最寄駅 東京メトロ千駄木駅 これまでの23区発祥の地一覧 ★碑文 「青鞜社は、平塚らいてう (雷鳥・1886〜1971) の首唱で、木内錠子(きうち ていこ)・物集(もずめ)和子・保持研子(やすもち よしこ)・中野初子ら 20代の女性 5人が発起人となり、1911年 (明治44) 6月1日に結成された。 事務所はここ旧駒込林町9番地の 物集和子宅におかれ、その裏門に「青鞜社」と墨で書かれた

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地震学発祥記念碑(東京大学地震研究所記念碑)

日本で始まった地震学★ジャンル【科学】  ★場所 文京区弥生1-1 ★最寄駅 東京メトロ東大前駅 これまでの23区発祥の地一覧 ★碑文 「大正14年11月14日に地震研究所設立の官制が施行され、安田講堂裏に建物がつくられることとなった。昭和2年3月に着工し、翌3年3月に竣工した。建物は地下2階付きの鉄骨鉄筋コンクリート構造2階建てで、建築学科教授内田祥三先生が設計されたものであった。大地震が襲来しても建物内で観測や研究が出来るようにと、当時の標準設計震度の2倍の計算で設計

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「浩々洞発祥之地」

明治末期、真宗大谷派改革者の私塾★ジャンル【宗教】  ★場所 文京区本郷6-20-5 ★最寄駅 東京メトロ東大前駅 これまでの23区発祥の地一覧 ★碑文 「明治中期、近角常観師の活躍に対して、当時の東本願寺新法主・大谷光演(彰如)師が、この地(本郷森川町)を贈られた。その後、常観師が本山の命で西洋事情視察に渡欧することになり、折しも新法主教育 と、かねての悲願であった真宗大学東京移転を実現するために、東京に出た清沢満之師 は、ここを借りて生活を始められた(一八九九年六月・

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「近代文学発祥の地 本郷」

文学者たちが集った街、本郷★ジャンル【文化】  ★場所 文京区本郷5-18-2 ★最寄駅 東京メトロ、都営大江戸線本郷三丁目駅 これまでの23区発祥の地一覧 ★碑文 「近隣に住んだ人々 樋口一葉、宇野浩二、石川啄木、広津和郎、坪内逍遥、伊藤野枝、徳田秋声、高田保、宮沢賢治、宇野千代、二葉亭四迷、尾崎士郎、竹久夢二、宮本百合子、大杉栄、石川淳、谷崎潤一郎、月影竜之介、直木三十五、坂口安吾」 ★解説  「公立小学校のさきがけ 第四(本妙寺)校跡」の解説板がある後ろのマンショ

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「公立小学校のさきがけ 第四(本妙寺)校跡」(湯島小学校発祥の地)

都内最古、公式認定校は今年150周年★ジャンル【学校】  ★場所 文京区本郷5-16、17 ★最寄駅 東京メトロ、都営大江戸線本郷三丁目駅 これまでの23区発祥の地一覧 ★解説文 「明治5年(1872)、近代教育の基となる『学制』が決められた。それに先立ち東京府は、明治3年(1870)6月、市内に六つの小学校を開設した。最初の公立小学校である。そのうちの1校が、この地(旧本郷丸山)にあった『本妙寺』に置かれた『第四校』である。この小学校は、中学に進み専門学科を学ぶ者のため

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「東洋大学発祥之地」

「妖怪博士」が作った哲学の学校★ジャンル【学校】  ★場所 文京区湯島4-1-8 ★最寄駅 都営大江戸線本郷三丁目駅、東京メトロ千代田線湯島駅 これまでの23区発祥の地一覧 ★碑文 「井上円了は民衆に教育の機会を開放しかつ哲学を中心とする教育を行うことを目的として、東洋大学の前身である哲学館をこの地に創立した」 ★解説  都営大江戸線本郷三丁目駅と東京メトロ千代田線湯島駅を結ぶ春日通りのほぼ中間あたり、広い参道のある麟祥院内にあります。麟祥院は春日局(かすがのつぼね)の

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「講談高座発祥の地」

落語や講談はなぜ高い段の上から語るのか★ジャンル【文化】  ★場所 文京区湯島3-30 ★最寄駅 東京メトロ湯島駅 これまでの23区発祥の地一覧 ★碑文 「江戸時代中期までの講談は町の辻々に立っての辻講釈や粗末な小屋で聴衆と同じ高さで演じられていた。文化四年(1807年)湯島天満宮の境内に住みそこを席場としていた講談師伊東燕晋が家康公の偉業を読むにあたり庶民と同じ高さでは恐れ多いことを理由に高さ三尺一間四面の高座常設を北町奉行小田切土佐守に願い出て許された。これが高座の始

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