見出し画像

初めてリーダーになるときに、心に留めておくと楽になる3つのポイント

ゴールデンウイークも過ぎ、新人さんもそろそろ会社に馴染んできたかな、と思う頃ですね。
実は、この5月には新入社員だけではなく、入社2~3年目くらいの社員も新しい試練が訪れる時期でもあります。

それは、リーダーになること。

新人と呼ばれていたころは、上司やリーダーにひたすら言われたことをやっていれば良かったのです。
ところが、リーダーになりプロジェクトを引っ張っていく、または数人の部下を持てば、自分がちゃんと与えられる仕事をするだけではなく、ほかの人の動きや数字、はたまた進捗も管理するように。
つまり「自分だけが頑張ればいい」ところから「他人がどう動いて成果を出したのか」を問われるようになります。

他人をどうやって自分の思い通りに動いてもらうのか。
自分だったこうするのに。なーーんて思ったって、自分と同じように動ける人はいない。
と悩むことも増えてくるでしょう。

リーダーになったら心に留めておく3つのポイント

リーダーになると、メンバーのこと、任せた仕事のこと、自分の役割のこと。いろいろ考えますが、はっきりしているのはメンバーは赤の他人、自分の思うようには動かない、ということです。
思うように動いてほしいという気持ちが、少しずつイライラしたり「なんでそうなんだ」となってくると、スタッフとの間に溝が・・・
では、どうしたらいいのでしょう。

人は自分の得になることで動く

それは「自分が得になると感じたときに動く」につきます。
打算といえば打算ですが、それだけではなく「心地よい」とか「楽しい」というのも「得になる」と考えます。

例えば
それで自分が評価される
・自分の目標に近づく、または勉強になる
・収入が増える、賃金が上がる、昇進するなど
・コミュニティ等で居心地がよくなる、自分の居場所ができる
・単純に楽しそう、面白そうと興味をかきたてられる
・家族がよろこぶ

などなど、価値観はいろいろですが、その方の琴線に触れるようなところをいかに醸し出せるのかが、リーダーシップの第1歩です。
なので、この仕事がどんな未来につながるのか、という事を「見せる」必要があります。
私の場合は、グイグイリーダータイプでもなく突出した才能もないので「楽しく」だけを意識しています。笑いがあるコミュニティを作るだけで人は集まります。よく「虫だって明るいところに集まるよ」と、トラブルや失敗なども暗くならないようにしていました。

それには、あなたが素晴らしい結果、または輝いていることも大事です。
イライラしていると、そんな未来になるのならやりたくない、と思われます。

自分と比べたり完璧を求めない

よくあるのは、まだ自分がスタッフだったときはこうしたのに、こういうこともやっていたのに、なぜ誰もやらないのか、と自分と比較しスタッフの粗さがしを始めてしまう。
実は貴方もそうだったかもしれないけど、時間と共にできるようになってきたら、できなかった頃を忘れてしまうのが人間。
最初から自分はできていたと錯覚します。
自分に完璧を求めても、人に求めてはいけません。
「できないだろう」というのを前提にして、最初は自分が段取りや細かなことをフォローしていきます。
全てが「できないだろう」と思っていれば、だんだんできるようになった時に褒めたくなります。

熱量は、自分の半分以下になる

よく見るのは「温度差」。たぶん本人たちも感じています。
「リーダー1人が熱くなってるけど」と冷めていきます。
物ですら「熱伝導率」があり、ほかのものに伝える熱は100%伝わりませんよね。少しずつ冷めていきます。
人間も同じ。自分が強い気持ちをいくら熱く語り伝えようとしても、おそらく半分くらいでしょう。
そのまた部下になれば、また半分・・となります。

だからこそ、自分は熱く燃えている必要がありますが、スタッフが自分と同じ100%の熱量であることを求めてはいけないのです。

こうなってほしいんだというのは、押しつけ

良いリーダーであるからこそスタッフに「こうなってほしい」と思います。
そうなれば楽しいのに。こうしたらもっと楽になるのに。こうなってくれたら活躍ができるのに。

でもそれは相手からしたら、理解できないこと。貴方の思いの押しつけです。
期待はしても、決して自分の考えを押し付けてはいけない。
そのうえで願う事だけです。リーダーができることは。
スタッフにこうなってほしい、と思うのは良いことですが、それが思うように進まない、と嘆いたりイライラするのは、もう押し付けていることを自覚しましょう。

この3つのことを心に刻み、リーダーとして組織をまとめると、ストレスが減ります。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?