20240518~0519 松山旅行

仕事が立て込んできた。
この時期はどうやっても繁忙になる。
去年も職場と家を往復して、休日も寝て過ごし、気づいたら年末になってたなあ、と思った。去年は社会人になって一番苦しかった1年。仕事でも成果が出ないし、プライベートでも気が休まらない。
このままだと去年の二の舞になるぞ・・・!と危惧したのか。ただ現実から目を背けたかったのか。金曜日に先週の仕事を収めた後、土曜日の早朝、寝ぼけ眼の中、松山市のホテルを予約していたのである。
(書いておいてなんだが本当に計画性がない)

松山を選んだ理由は
①住んでいる広島市からのアクセスの良さ
②土地勘がある(数回訪問経験あり)
③温泉街があり、手軽に非日常感を味わえ、かつ全体的には非日常すぎない
という理由からだ。
個人的には③の理由が大きい。例えば距離が遠い場所や、長期間の旅行だと、旅行が終わって現実に戻るまでにどうしても時間がかかってしまう。振れ幅の大きさに耐えられるか自分でもわからないのだ。

土曜日の12時から虫歯の治療を行い、13時過ぎにアパートに戻り、14時過ぎの広島港発フェリーに飛び乗った。呉を経由して松山に到着したのが17時前だった気がする。


行きのフェリーから

松山市の中心部にあるホテルにチェックインしたのが18時前。路面電車で道後温泉へ向かう。
温泉街は歩いているだけでも楽しい。年季の入った食事処と、最近できたであろうスイーツのお店(柑橘系のものが多かった。みかんが有名なのでそりゃそうなんだけど。)が混在している。東京の1極集中とか言われてるけど、地方都市のこんな雰囲気が好きだ。広島も地方都市だしね。
せっかくなので道後温泉の本館に入ろうと思ったのに、整理券が終了したとのこと。夕方に着いたらそりゃそうか。別館の温泉に入ることになった。
ちなみに道後温泉の本館は建物の補修だかで数年間工事中である。工事中でも観光客でごった返している様子だった。次は入れれば。


道後温泉駅
道後温泉別館 飛鳥乃湯

温泉上がりにコンビニの缶チューハイを飲みながら散歩する。なんだこれ。優勝すぎるだろ。夕暮れの景色。暑くも寒くもない気温。知り合いに会わないであろう安心感。明日も休み。夏だと暑すぎたから5月に来て正解だったな。

ホテルの近くに戻って、鯛めしを食べに行った。鯛めしは鯛の刺身に卵とだし醤油的なものをかけて食べる、卵かけご飯を魔改造したような愛媛の御当地グルメだ。ややお高いが、それが逆に非日常感があって良い。これを合法で食べられる日本で良かった。


鯛めし。宇和島風と松山風があるらしい。これは宇和島風だった。

その後はコンビニで雪見だいふくを買って、ホテルに帰って、ゴロゴロしてたら眠くなったのでさっさと寝ることにした。地酒を飲み歩かず、コンビニスイーツをホテルでむさぼる一人旅があっても良い。

日曜日は朝からコメダ珈琲で時間を潰し、松山城に行ってみた。中心市街地にオフィス街とお城と温泉街が集まってるのも中々不思議な気がする。
途中はリフトでお城のふもとまで登った。スキー場にあるみたいなやつ。天守閣までは上らなかったけど松山市を一望できた。


どこ方面だったっけ、、、

高いところからの景色が好きだ。あのマンションにはどんな人が住んででどこに通勤してるのかなとか。
非日常を味わいに来たのに、旅行先に住む人たちの日常を考えるのも変だが、旅行に来たからこそできる考え事だよなぁとも思う。考えなくてもいいことを考える時間が必要だ。普段は考えないといけないことが多いから。

その後は城下町をふらふらしたものの特段めぼしいものはなく、昼過ぎに港に向かい、帰りのフェリーに乗って帰った。
面白エピソードも人生観が変わったとかも無い、複数名の旅行だと物足りなさも感じるかもしれないけど、そんなこと気にしなくていいのも一人旅のいいところだな。少なくとも寝て過ごすだけじゃ得られない何かはあった。そんな気がする。
次はどこに行こう。


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