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良い人間関係の作り方

東京コミュ塾の生徒のkuroです。
第2回プライベートレッスンの受講内容をまとめます。

人間関係は難しいです。
あの上司が嫌い。あの同僚が話しずらい。あの部下が言うこと聞いてくれない。等々悩みは尽きません。

JIN先生から次のように教えて頂きました
嫌いな人との関係を諦めてしまうことも一つの解決方法ですが、誰でもできます。良い人間関係の作り方の4つのポイントを伝えますので、実践してください。話し方が多少下手でも人間関係が良好なら、聞いてもらえます。まずは良い人間関係を築くことが大切です。

【良い人間関係の作り方】

4つのポイントは以下の通りです。1つずつ説明します。

  1. まなゆい(愛結)

  2. 単純接触効果

  3. フランクリン効果

  4. 人の興味に興味をもつ

1.まなゆい(愛結)

全ての人には事情や背景があります。つらく当たってくるのも、嫌味なことをいうのも、きっと事情があります。そんなときに「受け入れ、認め、許し、愛しています。」と唱えてください。唱えることで楽になる。

反対に嫌いな相手に対して論破をし続けると、次のようなことになり、人間関係は悪くなります。
「気をつかわれるようになる」
「立場が上の人から言われるようになる」

いくらコミュニケーションのテクニックを使ったとしても、ベース(まなゆい)がないと上辺だけになります。

2.単純接触効果

人は長い時間同じ人と過ごすよりも、短い時間で何度もあった人に好意を抱くということです。例)CM、選挙、メールマガジン

上司に気に入られたいと思う人は、1on1のミーティングを開くより、ちょっとした報連相をこまめにした方が好意をいだかれます。
部下に対しては、ネームコーリングして毎日挨拶することが効果的です。

3.フランクリン効果

自分に対して好意を寄せてほしいと思う人がいたら、簡単なお願い事をして、お礼をいってください。お願いをされた側は自分のことを気に入ってくれるはずです。

ベンジャミンフランクリンというアメリカの有名な政治家が使っていたテクニックです。次のようなエピソードがあります。
フランクリンさんはある政治家に好かれたかったが、フランクリンはその政治家から嫌われていました。
フランクリンはその政治家に本を貸してくださいとお願いをしました。その政治家は「本くらいならいいか」とフランクリンに本を貸しました。
フランクリンは本を読んで「ありがとうございました」とお礼を言いに行きました。
結果、嫌われていた政治家に好きになってもらえた。

お願いをされた側がお願いをした人のことを好きになるという不思議な効果ですが、人間には「貢献意欲」があるということで説明がつきます。

人には「人のために役立ちたい。」という意欲があります。それをくすぐってあげる。ちょっとしたお願いをしてあげる。
貢献意欲を満たしてあげることで、自分のことを好きになってもらえます。

具体例)
上司の場合:「ミーティングに出席していただけませんか」
部下の場合:「時間があれば、会議室を予約してくれない」

4.人の興味に興味を持つ

例えば、自分がゴルフを全くしないのに、ゴルフが好きな上司とゴルフの話をする場合、今ある知識で話しを合わせようとしないでください。興味ないことは相手に伝わります。

どうすればよいかというと、なぜゴルフに興味を持ったのかなとその人の興味に興味をもつということです。
背景を聞く:「どうしてゴルフに興味を持つようになったのですか。」
      「どういうところがおもしろいんですか。」

上司に対して私に興味があるんだなと思わせることができます。
興味を持ってくれる人、興味を示してくれる人のことを好きにならないはずがないです。

プレゼンテーションの台本

「良い人間関係の作り方」というお題でプレゼンの練習動画を撮影します。
その時の台本を書きます。

<ホワイトボード>
良い人間関係の作り方
 1.まなゆい
  受け入れて、認めて、許して、愛します
 2.単純接触効果
  挨拶、ネームコーリング、電話、メール
 3.フランクリン効果
  ちょっとしたお願い、貢献意欲
 4.人の興味(こだわり)に興味をもつ

<台本>
本日は良い人間関係の作り方についてお伝えしたいと思います。

仕事では人間関係がめちゃくちゃ重要です。

良い人間関係があるからこそ、いろいろなコミュニケーションのテクニックが活きていきます。ということで、良い人間関係の作り方について4点お伝えいたします。

1つめ、めちゃくちゃ大事なポイント「まなゆい」です。
受け入れ、認め、許し、愛しますという考え方です。

嫌いな上司、嫌いな同僚、嫌いな部下がいると思います。
しかし、人には事情があります。いろいろな背景があるはずです。
例えば家庭環境などです。
だから、強く当たってしまったり、嫌なことを言ってしまったりする訳です。

ですが、その人達を嫌いにならないでください。
その人の名前を言って「受け入れて、認めて、許して、愛します」という
呪文を唱えてください。これがまなゆいという考え方です。

まなゆいという考え方は自分自身にも使ってください。
自分がつらいなと思ったり、あの人のこと嫌いだなと思った自分に対して、「〇〇と思ったわたしを受け入れ、認め、許し、愛します。」という呪文を唱えてください。

そうすることで人間関係が良くなってくるし、自分自身の気持ちも楽になります。

本質的な考え方なので実行してください。

2つ目、単純接触効果を意識しましょう。
次の2つのうちどちらの人に対して好意を寄せたかという実験をしました。
・一つは1時間という長い時間で話をした場合
・もう一つは5分という短い時間で単純接触を12回繰り返した場合
結果は、後者に好意が寄せられました。

つまり、
自分が人間関係を良くしたいなと思っている相手に対して
ちょっとだけの時間をたくさん作ってくださいということです。

例えば、ネームコーリングして挨拶をしてあげてください。
〇〇さん、おはようございます。
ミーティングに入る前に、〇〇さん今日はお疲れ様です。
というように話かけてください。それだけでも単純接触効果があります。

他には、ちょっとしたことでも電話をかけたり、メールを出したり…ここを面倒臭がらないことです。

単純接触効果を発動させることで自分のことを好きになってもらえます。

3つ目、フランクリン効果を発動させる

昔、ベンジャミンフランクリンというアメリカの政治家がいました。
政治家として成功するためには、
ベンジャミンフランクリンのことを嫌いな政治家に認めてもらう必要がありました。

なんとかして認めてもらいたいということで
ベンジャミンフランクリンがとった行動が
その政治家にお願いをするということでした。

ベンジャミンフランクリンはその政治家に対して
「本を貸し頂けないでしょうか」とお願いをしました。
数日後、お礼を言って返したそうです。
すると、その政治家がベンジャミンフランクリンのことを
好きになったというエピソードがあります。

一般的に考えたら、お願いをされた側が好きになるということはかんがえにくいですよね。

しかし、人間には「人のために役立ちたい。」という
貢献意欲があるということで説明がつきます。
貢献意欲を満たしてあげることで、自分のことを好きになってもらえます。

これを仕事でも意識するということです。
例えば、会議室の予約をしてもらえませんか。コピーとってもらえませんか。とお願いをしてみる。
上司ならば、このミーティングに出てもらえませんか。5分間だけでもお時間頂けませんか。とお願いをしてみる。

ちょっとしたお願いをしてきいてもらえるだけで
フランクリン効果は発動されます。

4つ目、人の興味に興味を持つということです。

ゴルフ、ボーリング、登山など、人にはさまざまな興味、趣味があります。
全ての興味にはついていけないから話しをするのは止めておこうと
考えるのが普通です。

ただ、自分自身ではやらなくてもいいですが、その人の興味に興味を持ってください。

「ゴルフってそんなに面白いんですか?」
「どういうところが面白いんですか?」
「なんでゴルフをやろうと思ったんですか?」

という風に聞いてあげると自分に興味があるんだなと思わせることができます。自分に興味を持ってくれる人のことを好きにならないはずがありません。

身なりや服装についても言えます。

例えば素敵なカバンを持っていたり、髪型にこだわっている人がいたら
わかりますよね。その人たちは、見てほしいんです。
そういうちょっとしたこだわりに興味を示して相手に伝えてあげる。
「素敵なカバンですね」、「素敵な髪型」ですねといってみましょう

そうすることで、
その人が自分に対しても興味を示してくれるはずです。
そして、会話が弾んでいきます。

というわけで、
本日は良い人間関係の作り方についてお伝えしました。
是非実践してみてください。

1つ目はまなゆいです。
「受け入れ、認め、許し、愛します」これを唱えてください。

2つ目は単純接触効果です。
長い時間を過ごすよりも短い時間でOKです。
その時間を増やしていきましょう。

3つ目フランクリン効果です。
ちょっとしたお願いをする。それを聞いてもらう。
そうすることで、その人は自分のことを好きになってくれます。

4つ目、人の興味に興味を示しましょう。

以上、ご視聴ありがとうございました。