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2月の読書会

写真は、2022年2月の日本海。

読書会の案内がありました。
テーマは「刑務所」。

刑務所そのものだけでなく、刑務所を舞台にした小説、刑務所に至る人間心理、刑務所から出たいと思う人の話、刑務所の写真集などなど、刑務所にまつわる本でしたら何でも結構です。

ご案内から

みなさんであれば、
どんな本を紹介されますか。

わたしはこの案内をみて、
すぐにひとつの短編が思い浮かびました。

「刑務所のリタ・ヘイワース」です。
作者はスティーヴン・キング。

「ミザリー」などのホラーや「ペット・セメタリー」のような超常現象の小説を書く作家として有名です。

「刑務所のリタ・ヘイワース」は
映画化もされてます。
邦題は「ショーシャンクの空に」
です。

映画を観て、原作を読みました。
一番好きな映画として、話の種にすることもあります。

さて、リタ・ヘイワースさんは
1940年ころに活躍した
女優です。


ここから先は、本のネタバレを含みます。

この小説は、レッドがアンディーを
語ることで進んでいきます。

レッドは、ショーシャンク刑務所の
受刑者で「調達屋」として、
いきています。

アンディーは、無実の罪で捕えられた終身刑の銀行員です。

アンディーがレッドに調達を頼む品がリタ・ヘイワースのポスターです。
監獄の壁に貼ります。

アンディーは持ち前の知識を活かすことで”刑務所”であっても
環境を変えていきます。

ナンバープレート工場の屋上の出来事のあとで、こう書かれています。

やつが持ち歩いているのは、一種の内なる光だった。

アンディーの生き方から
レッドはかわっていきます。

もし、おれが持っている自由を投げすてるなら、それはやつがあれだけ苦労してとりもどしたものに唾をひっかけるのとおなじじゃないか。

レッドが「ムショにもどろうか」考えたとき

希望はいいものだ。
たぶんなによりもいいものだ。
そして、いいものはけっして
死なない。

アンディーからレッドへの手紙

収録されている本はこちら。

そして、映画はこちら。

レッドは、モーガン・フリーマン。
アンディーは、ティム・ロビンスが演じています。

刑務所というテーマで
どんな本に出会えるのか
楽しみです。

メキシコのシワタネホはこちら。

なお、ポスターの変遷も興味深いです。
リタ・ヘイワースの次は
マリリン・モンロー。

その次は、ジェーン・マンスフィールド。

ヘイゼル・コートかも。

ラクエル・ウェルチ

最後は、リンダ・ロンシュタット。

1949年から1975年までの時の
流れも感じさせます。
小説のなかでは、つぎつぎに代替わりするピンナップの女王と記されています。

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