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【PL第29節 マンチェスター・U×マンチェスター・C レビュー】先制点から築き上げた鉄壁

プレミアのレビュー初挑戦になります。至らぬ所があるかと思いますが、大目に見て頂けると幸いです。

試合概要

■試合情報:プレミアリーグ第29節 マンチェスター・ユナイテッドvsマンチェスター・シティ @オールド・トラッフォード 2020.3.9.Mon 1:30(JP) K.O.
■試合結果: MUN 2-0(1-0/1-0) MCI
■得点者:
30分:マルシャル(MUN)
90+7分:マクトミネイ(MUN)
■選手交代:
〔MUN〕
78分:OUT マルシャル→IN マクトミネイ
78分:OUT ウィリアムス→IN バイリー
88分:OUT フェルナンデス→IN イガロ
〔MCI〕
59分:OUT アグエロ→IN ジェズス
59分:OUT ベルナルド→IN マフレズ
78分:OUT ジンチェンコ→IN メンディ
■両チームのスカッド:

※フレッジとマティッチの位置が逆です。すいません。

メインは1vs1

シティの4-3-3に対してマンUは3-5-2の布陣を敷きました。ですので噛み合わせはバッチリです。マンUはシティのビルドアップ時にはほぼ全局面で1vs1を作るようにして対応していました。CHは積極的に前プレスのサポートに入り、HVは多少リスクをとって中盤のサポートに入るというシーンも多く見られました。


シティはジンチェンコを中央に絞らせて(偽SBの動きで)中盤を厚くして、マークにズレを生み出しました。中盤で数的優位を生み出したシティは主導権を握りある程度までの前進がやりやすくなりました。


シティが前進してハイプレスがかけられなくなると、マンUのWBはしっかり引いて5-2-3のような形をとりました。基本的にはマンUのWBがシティのWGを見て

シティの左SB(ジンチェンコ)は、シティ右サイドでボールを持っている時は中央に絞ってIH(ベルナルド)の飛び出しを促し、左サイドでボールを持っている時はサイドにサポートに出ていきました。

スターリングvsワン=ビサカ

左SBのジンチェンコが中央に絞るシーンが多かったので、必然的にスターリングとワン=ビサカの1vs1のシーンが多く見られました。

スターリングはご存知の通りワールドクラスのウインガーですし、前回対戦でワン=ビサカにほぼ完封されたのでそのリベンジみたいな機運もあったのか、前半はかなり1vs1を仕掛けていきました。

前半は1vs1においてほぼワン=ビサカが完封したので、後半に入るとスターリングが1vs1になるのを嫌がったのか、もしくは左サイドのスペースをSBやIHに使わせたかったのか、スターリングが少し中央気味にポジション取りをするようになりました。後半は前半と比べるとスターリングはよりCFと近い距離感でプレーし、代わりに空いた左サイドのスペースをジンチェンコ(メンディ)やギュンドアンが使うというシーンがかなり増えました。

徹底したブロック・プレス&カウンター

マンUはまず守備から入っていました。とにかく守備を絶対的に念頭に置いてから、速くて大きな展開でゴールへと迫っていきました。マルシャルの対面はフェルナンジーニョ、ジェームズの対面はオタメンディですので、基本的にマンU側にスピードの分があります。

前半のマンUは、中盤は省略気味に前3人のアイデアとポテンシャルに頼るような形で攻撃を展開していました。(個人的にはTHE・ENGLANDって感じで好き)

試合終盤になるとマンUは、選手交代によりマフレズと1vs1の局面が増え、少し分が悪くなっていたウィリアムスを下げてルーク ショーをWBにして、中央に位置取っていたスターリングと1vs1をする事が増えてこちらも少し分が悪かったリンデロフを右HVにして左HVにバイリーを投入。さらにCFのマルシャルを下げてCHのマクトミネイを投入。アンカー制にして中盤の枚数を増やしてさらにブロックを強固にします。

この時間帯に入るとマンUはシティの最終ラインでのボール保持と左サイドの数的優位から生まれるメンディのクロスをある程度許容して、より中央を固める動きに入りました。マンUの守備陣はプレミアの中でも屈指の体格と身体能力を持ち合わせていますので、高さで劣るシティにはかなり有効です。

後ろは5バックに任せて、中盤の3人は広範囲にカバー。シティのSBからWGを最終盤になっても良く走ってカバーしていました。

攻撃は勿論この時間帯で無理はしないです。基本的にイガロのフィジカルとジェームズのスピードに頑張ってもらう感じでした。それに付随して走力のあるIHのフレッジとマクトミネイが隙を伺ってとどめの2点目を狙っていました。

そのタフネスに神(なおエデルソン)が報いるかのように2点目をGET。マンUが10年ぶりのシーズンダブルを喰らわしました。

最後に

とにかく先制点が全てでしたね。先制点をとれてユナイテッドの戦い方に持っていけたのがかなり大きかったと思います。

ここまで書いてきて思ったのですが、なんかめっちゃマンU寄りのレビューになってません?大丈夫?考えてみると完全にフラットな目線で書くことが求められるレビューって多分これが初なので勘弁してください(笑)

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