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ご主人様育成計画#10

(仮)からの卒業

過去の記事すべてに(仮)と記載していたのは意味があり、彼との関係は主従ではないのからだ。あくまで私個人が「この人になら従えるかもしれない」という希望的観測を込めてつけた(仮)。何度かプレイを重ねて、彼への信頼も厚くなってきた。初めは素手だけの加虐だったけど道具を使ってのプレイも増えて選択肢も増やせた。少しずつの経験を経て彼とは上手くやれそうだと徐々に確信を持ち始めた。過去のやり取りで「2人の関係性を決めるのはまだ早い」と彼から言われた。それでも自分の中では不安が少しあって2人で進む道を明確にしたい思いも強まっていた。何度かやりとりを重ね、「わたしが勝手にあなたの事を主と思います」と提言した。彼はあっさり「ありがとう」と一言。承諾にそれを主従関係と呼べるのか定かでは無いけど主従関係を結ぶことにした。

初めての針

ビンタやスパンキングなど「音」のでる加虐に興奮する彼にとって針のような静かな責めは経験がなかった。目の前の一時ではない心を許した相手に自分の敏感な部位に針を貫通させることはとても興奮する時間だった。不慣れな手つきで針が通される。ある位置を超えると痛みが走る痛いと叫びながら針を貫かせた。抜くとさらさらと流れる血、鉄の匂い。所感を伺うと「悲鳴には興奮した」と。
他のSさんたちは針を刺す感覚や流れる血に興奮するがやはり彼にはまだ未知の世界らしい。自分の中でも彼はやっぱり「素手での加虐」だと確信を持った。

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