【クリタのD&I Vol.1】セミオーダーメイドの海外トレーニープログラム!?
さて、今回は、クリタで働く皆さんのキャリアや多様性に関する取り組みを、時には実際の声を含めてご紹介する【クリタのD&I】の第1回をお届けします。
今回のエントリーは、2024年に開始したクリタの新しい人材育成制度の一つである、海外トレーニープログラムのご紹介です。
クリタの海外トレーニープログラムとは
日本国内で働くクリタの社員を、海外の国や地域へ短期間の研修生(トレーニー)として派遣するプログラムです。実際に現地へ渡航・居住し、異なる言語や文化と、その環境下で実際のビジネスの現場などを経験できます。
クリタでの職務経験3年以上、かつTOEIC Listening & Reading Testのスコアが 650点以上という条件をクリアしていれば、参加したいという従業員自らが選考に応募することができる「自薦」を前提とする制度です。
2024年には1期生として、応募・選考を経て決定した11名が現地に派遣されています。
売上高や従業員比率は日本以外がおよそ5割に
クリタグループは、グローバルでの事業拡大に向け、2015年の欧州企業の買収を皮切りに海外現地企業のM&Aを進めてきました。現在では、クリタグループ全体の売上高のうち日本以外が5割近くを占め、また、グループ従業員も約5割が日本以外の国や地域の人々で構成されるようになりました。
※クリタグループの主要なデータはこちらのリンクをご覧ください。
そのため、日本国内で働くクリタグループの従業員は、職種に限らずあらゆる場面で、海外のグループ会社の従業員やステークホルダーと関わるだけではなく、高いレベルで連携することがますます求められるようになってきています。
しかし、これらを言うのは簡単ですが、実践するのはとても大変です。異文化を理解し受け入れるオープンマインドを持ち、日本とは異なるさまざまなビジネス環境にタフに向き合い、言語や文化の壁を越えていく人材をいかに増やしていくかが鍵になります。
このプログラムは、こうした人材を育成するためのリアルな経験と機会を提供するために開始されました。クリタグループのグローバルにおける事業の核となる人材を育てること、また、その育成サイクルを継続することにより、国や地域、言語、組織などを超えたオープンな組織文化の醸成を加速させることを意図しています。
行き先や内容などを選択できる「セミオーダーメイド」方式
海外トレーニープログラムに参加するには、クリタでの職務経験が3年以上、かつTOEIC 650点以上という要件はあるものの、グローバルなビジネスシーンで活躍したいという思いや熱意があれば、誰でも手を挙げることができます。
そして、このプログラムの最大の特色は、参加する従業員それぞれの目的や希望に合わせた選択肢を組み合わせることのできる「セミオーダーメイド」であることです。
この海外トレーニープログラムは、まず以下の3つのオプションが設けられています。
① 期間:6カ月または11カ月を選択
② 派遣先:現在は12カ国のなかから選択
③ 派遣内容:インターンシップまたは語学研修から選択
また、このプログラムの後半~終盤の2~3カ月は、派遣される国のグループ会社におけるOJT(On the Job Training)が組み込まれます。その内容は、参加者が現地のグループ会社で経験したいこと、連携したい相手などをリクエストし、関係先と相談しながら作り上げていきます。
参加者自らが自分の成長目的に合わせてオプションを組み合わせ、現地でのOJTの内容を個別にリクエストし調整することで、独自のセミオーダーメイドのプログラムを設計できるというわけです。
自分のキャリアは自分で切り拓く、を後押ししたい
どのようなマインドやスキルを身に付けたいか。
どのようなキャリアを築いていきたいか。
どのような形で組織に貢献していきたいか。
これらの考え方は人それぞれです。
また、組織文化を変えていくには、多くの時間がかかるうえ、近道はありません。
クリタグループはグローバルで活躍する人材の育成を長期的な人材・組織開発の課題として捉え、その課題解決策の一つとして海外トレーニープログラムを導入しました。そしてこのプログラムで、グローバルで活躍したいという意向を持った人材の自律的なキャリア育成の後押しをしていきたいと考えています。
次回のエントリーでは、実際にこのプログラムに参加した第1期生の体験談をご紹介したいと思います。
栗田工業(クリタグループ)公式サイト→https://www.kurita-water.com/
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