RIZIN48の感想

超RIZIN3が終わって、RIZINの大きな歴史に一旦区切りがつき、平易な表現で言えば新しい時代、RIZINの言葉を借りれば「最強路線への回帰」の大会となったRIZIN48。個人的にも一旦お休みかなと思っていたけど、日頃の行いの徳を積んだ成果で今回も無事現地観戦が叶ったので、その感想。

さいたまスーパーアリーナ、前回は最大サイズのスタジアムモードで、今回は逆に最小サイズ(青木真也のnoteで対角花道の時は最小モードということを初めて知る)での開催で、オープニングセレモニー時は客入りの少なさが目立ったが、最終的には8割ぐらいは入っていたような。一番上のA席つぶしてS席以下のレベルになっていたので、密集度という意味では変化なし。ただ、トイレや売店など、多少並べばすぐに使えるのは非常に良かった。これぐらいがやっぱり調度良い。

朝倉兄弟が出場する大会は独特の空気があって、所謂ブレイキングダウンファンと見受けられる人間が割と多く(MatanAvnirを着用していてわかりやすい)、マナーの面でも若干微妙な時が多いが、今回はそういう客層もそんなに目立たなかった。秋元強真が更に人気が出ればそういうファンもまた戻ってくるかもしれないが、彼はブレイキングダウンには出ていないので、どちらかというと純粋な格オタファンが増えそうな気がしている。

そもそも格闘技は観戦マナーが良いわけがないので、ある程度の輩っぽい存在や野次、小競り合いも現場の催しの1つと捉えて観戦しに行っているが、それを差し引いても今回は客層がかなり大人しめだったように感じた。

※超RIZINの時はそういう混雑を見越してか、アルコール販売、持ち込みNG、セキュリティの数も体格も強め多めだったが、今回はアルコール販売アリ、セキュリティも普通の人だった。

各試合の細かい感想については青木真也のnoteを読めばだいたい解決という感じで、各試合に関してはだいたい同じような印象というか感想というか。

11カードで、全体的に早期決着が多かったので、比較的早い時間に帰宅できたのも個人的にはよかった。電車も良いけど、周辺のあの感じなら車で行くのもありかもしれないと思ったり思わなかったり。

冒頭に書いた通り、大きなストーリーがひと段落した後で、大会としてはコンパクトだったし、終了後のドーピング騒動もあったので注目度も低かったが、結果としてかなりの良い大会になった気がする。こういう大会はもともと期待値が高くない分、結果的に上振れしやすいので、開催タイミングの妙でもあるけど、それを差し引いても良い大会だったと思うし、観戦の快適どもかなり高く、2024年の中では今のところベスト大会(帰り道のすっきりした感じが基準。その基準において超RIZN3は最悪ではあったけど、あの残酷さも格闘技の魅力の1つとも言える)。

最強路線への回帰とはいえ、RIZIN特有の色々な因縁の種はまた撒かれ始めているし、それがどれだけ大きくなっていくかはそれこそ各選手の強さに依存していくので、それを追い続けていくのが引き続き楽しみ。おそらく今回は秋元強真の存在がタイミングも含めて大注目になったとは思うけど、伸びるか伸びないかはここから数試合が大事に見える(試合内容を含めて)。

ということで次は名古屋大会だけど、そこはスキップして大晦日。何となく出てくる選手は読めるけど、その組み合わせが今から楽しみ。


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