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【今日の1問】名古屋工業大学 2023年 数学 第1問【入試問題解説】

おはようございます。
今週月曜日からコロナ罹患のため、部屋で倦怠感と闘っています。
どうも病弱です。いつになっても感染症拾いの病弱です。

今日は入試問題解説の日!
ということで、昨年度(2023年)の名古屋工業大学の数学、第1問を解説していこうと思います。


名古屋工業大学は過去問を無料配布しています。


ー問題ー

入試問題レベル:★★☆☆☆
目安時間:25分~30分

数Ⅲの媒介変数表示を用いた図形の面積、回転体の体積を求める問題です。


ー解答ー

解答pdfはこちら!!


ー解説ー

名古屋工業大学といえば、微積問題が多いことで有名です。
2023年も1問目から微積問題が出題されました。

特に重要と思われるポイントは以下の通りです!

1.グラフの対称性が利用できるか。
2.三角関数の積分ができるか。



グラフの対称性関しては、確認しておくことで積分の計算がグッと楽になる場合があります。

今回の場合は対称軸 x = π に対して、左側部分の面積を計算して2倍するのが計算としては楽になります。

そのためには、グラフが対象であることを記述で示さなければいけません。
対象を示したい場合は、対称軸からの距離が等しい x における y の値が等しいことを確認しましょう。今回の場合は、π-θ、π+θの時の y の値が等しいことを書いておけば大丈夫です。

ただ、今回の場合、cos の積分で sin が出てきて、積分範囲が nπ (n=0,1,2…) の場合が多いので、積分値が0になる箇所がたくさん出てくるため、計算量にあまり変わりはないかもしれません……。悲しみ。

また、三角関数の積分としては、基本的事項を確認しておきましょう。
特に三角関数の2次式、3次式の積分が重要です。



ー終わりにー

地方の国立大学は、旧帝大を除いて入試問題の解説がないことが多いので、これからバンバン解説を書いていこうと思います!

では、また明日~!


今日のお昼はカレーにしようかのう……


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