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斎藤雅樹投手

2023.10.14 035
毎日note、今日は大好きなプロ野球選手のことを。
斎藤雅樹投手。
平成の大エース。
サイドハンドから放り出される150km/h近いストレート、大きく曲がるスライダー、ストンと落ちるシンカーを駆使して、通算180勝を飾ったジャイアンツのエースだった。
完投数は113試合を誇るその無尽蔵のスタミナ。
斎藤がマウンドにあがれば「今日は勝った!」と思ったし、負けても「向こうが頑張ったね」と思えるくらいのピッチャーだった。
2年連続20勝をあげるなどの記録も持っており、今でいうところの山本由伸投手クラスの存在だったであろうか。
(またタイプは違うけど)

斎藤投手は、打者としてもセンス抜群だった。
当時同僚だった野手顔負けのヒットを放つ桑田投手の影に隠れてはいたが、結構タイムリーヒットだって打っていた。
投手としてダメなら野手として育てるという方針があったとも聞く。
確かにフィールディングも良かったしねえ。

自分が草野球でマウンドに上がった際、斎藤投手の真似をしてサイドスローから投げていたこともある。
スピードは出ないが、コントロールはオーバースローの時よりも良くて、ランナーが出たらサイドスローに切り替え、内野ゴロを打たすという器用なこともやっていったっけ。

実は一度だけお会いした機会がある。
斎藤投手は本当にジェントルマンで、物腰の柔らかい方だった。
ガキの頃から大ファンな投手だったけど、この時さらに大ファンになった。
引退する時も悲しくて仕方なかった。
200勝をあげて名球会にその名を残すものだと思ったが、晩年はケガとの闘いだった。
ミスター完投のツケだったのだと今では思うが、それでもジャイアンツファンとしては絶対的なエースだったし、各球団のファンからは最も恐れられていた投手だった。

監督で一番見てみたい人が斎藤さん。
ジャイアンツの監督が無理なら、別の球団で監督をやってみてくれないかな。
その時は無条件で、そのチームのファンになるだろうな。