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旅行の醍醐味

2023.10.20 041
毎日note、今回は旅行の醍醐味的なことを。

俺は幼稚園の頃から遠足の【前準備】が好きな子どもだった。
いや、遠足などはおまけにすぎない。
その前の準備がとにかく好きだ。
こんなすっとんきょうなヤツいないだろう、と思ったら、ちびまる子ちゃんの作者でおなじみのさくらももこ先生も同じことをマンガで描かれており、深く共感したものだった。

さくら先生は、とにかく300円のおやつをいかに効率よく買うかということを重きにして書かれていた。
確かにその気持ちはわかる。
あの300円でいかに「自分の好きなもの」「みんなと交換しやすいもの」を買えるのかに命をかける。
俺もスナック菓子、しかも割れにくいチップスターやとんがりコーンなどみんなと一緒に食べられるものをよく買っていた。
他には缶の形をしたコーラ味のラムネや、ヨーグレット、コーヒーガムまたはクイッククエンチなどを狙って買っていた記憶がある。
ああ、懐かしい。
当時は魔法瓶なんて子どもサイズでは売っておらず、キャラクターの書いてある小さな水筒に、飲む際にいかにバランスよくカルピス・水・氷を入れられるかが勝負だった。
これもさくら先生は書かれていたな笑

この系譜は大人になっても続いており、おやつは何を持っていこうというものではなく、旅のしおりを大まかに作ってしまう。
例えばだが、河口湖で宿泊するとしよう。
夕方にはホテルにチェックインして、近くの美味しいステーキ屋で食べる→15時くらいに出発出来るポイントで2時間くらい遊ぶ→じゃあ昼食は13時までには済ませておきたい→最寄り駅でレンタカーを借りるとして11時くらいにはその駅近辺に行きたい→時刻表を検索してこの電車に乗ると決める→じゃあ出発は大体何時くらい・・・というように、目的を設定してから作り上げていく。
今はネットで情報を拾い上げやすいから、大枠を決めた後にその近辺の候補地を調べる。
何が美味しい、金額はどのくらい、そのあたりの観光地は何が有名?
やっぱり牧場でソフトクリームは食べたいよね、などなど。
こういうことをやっていると、あっという間に3時間くらい経過しており、改めて旅のしおりを考えるのかを楽しんでしまう。

会社の出張でもそうだ。
極力事前に色々と調べてしまう。
ただし、あまり調べ尽くしてしまうと、地元の方に教えてもらう名店を逃してしまう可能性がある。
なので、ホテルの近辺でどんなお店があるか、どんな飲み屋があるかくらいで留めておくことも大事だ。

そして、色々と調べるが、その通りに行動をしないことも大事。
作るのは作る、でも予定調和にないことも当然楽しむ。
こういう緩い旅が好きだ。
電車もそう。
乗ろうとしている時間帯の前後もあらかじめ見ておき、ぼんやりとした情報だけ握っておけば良い。
ギチギチに詰めすぎるよりも、その場所、その時間で楽しめればそれでいいではないか。
そう思ってはいるものの、やっぱり旅のしおりを作るのはそれはそれでめちゃくちゃ楽しいので、事前準備も旅の途中もたっぷり楽しませて貰っている。

そして、来週。
楽しみにしている旅が待っている。
当然既にしおりも完成しているのであった。