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図書館へ行くときのこと

図書館は良いです。
今はコロナ禍の影響で、私の通っている図書館では座ってじっくり読むことができなくなった。そうじゃなければ半日くらいは入れるのに!

過去を振り返ると、良く図書館に通っていたなぁと思い出す。
小学生の時には、両親に市の大きな図書館まで車で送ってもらい、(「2時間後に迎えにいくからね!」ということをよくやってもらっていた)中学生になってからは1人で行った。
地元の図書館は催し物ができる大きなホールの上に、3階に分けて建てられていたので、本当に規模が大きくて私は半日でも足りないくらいの時間を毎週のように図書館で過ごしていた。

家にも本が溢れ、さらに一人暮らしをするようになっても日々増殖する本。
結婚して家を建てて、大きな本棚を設置したときは「これだけあればしばらく大丈夫だろう」と思ったものだが、その“しばらく“はすぐにやってきて、泣く泣くいくつかの本を実家送りにした。
好きな作家さんはいるけれど、基本的になんでも読んだので、ジャンルはホラーから恋愛、ファンタジー、推理まで多岐に渡って読んだと思う。

そんな私の姿を見たのか、それとも元々本が好きなのか、息子も私と同じ種類の人間らしく図書館が好きである。
声をかけるまでずっと読んでいる。彼の一押しは「ホラー(学校の怪談)」だ。
ちなみにホラーの本でも怖すぎてアウト系の本は読めないらしい。その話を聞いて、そっと「リング」をおすすめするのを諦めた私は偉いと思う。
小学生には早いかな、リング。面白いんだけどな。
子供が本を選ぶときは、とりあえず黙って見ている。ただ、自分が面白そうで読んでみたいなぁと思った本があったときは「ねえねえ、これさっきあっちで見つけてきたんだけどさ、面白そうだんだよね、どうかな、一緒に読んでみない?」と誘っている。
基本的には好きなものを選ぶのが良いのだが、大人から薦めることもあってもいいんじゃないだろうか。自分が見つけられない、でももしかしたら好みにハマるような物語に出会えるかもしれない。
子供に対しては、そのような気持ちで進めている。ファンタジー、推理、きっとこれから読みたい本はたくさん出てくる。寝不足になるくらいハマる本も、その通っている図書館にあるかもしれない。
1人の図書館の先輩(?)として、これからも息子にたくさんの本を薦めていきたいと思う。

最近では、週に一度2人で近所の図書館に通っている。
自分のカードで、その週に読み切れるものを借りる。2人して毎晩ベッドに足を突っ込んで本を読んでいる。昔は絵本を読み聞かせしていたのに、お互いがお互いの好きな本を読み、そして読み終わったら感想を述べている。

1人で図書館に通っていた頃とはまた違った楽しみ方をしている。


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