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神の旅 鞄に一つ捨てるモノ

 「からたち」主宰の加賀城様に、「複興-花みかん俳句大会」応募のお誘いを頂きまして、投句しましたところ、幸いにも入選させて頂くことが出来ました。採って頂きました「橋」主宰、板倉肱泉様にはここに感謝申し上げます。ありがとうございました。

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 大賞は

蜜柑摘む 一七歳の青い空 大洲市 白石清美 (以下、敬称略)

流石です。瑞々しい。そして、大会に相応しい。

 他にいいなぁ、と思った「秀作」の中には

校章も校歌もみかん 卒業す 宇和島市 加賀城 燕雀

このように実際の事(自分事)を題材にすると、「説得力=共感力」の強い句になりますね。

 さて、私の投句、「モノ」が異質ですね。大会に応募するにはまったく「華がない句」です。実はこの「モノ」は、がんで切除した前立腺のことでした。手術が10月で、投句した時期と重なり、摘出前だったと思います。華がないにも関わらず、選に採って頂き、何かご褒美を頂いたような気がいたします。

 これからの私の生き方を記します。

 患ひしを賜りしに 花みかん 寅遍

 

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