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トマトが赤くなると医者が青くなる

 私の場合、ちょっと色々あって、前立腺を摘出する7か月前から、「ゾラデックス デポ」というホルモン治療をしました。ヘソの横に、薬を針状にしたものを打ち込んで、徐々に溶けて効く男性ホルモン抑制剤(下垂体から出される性腺刺激ホルモンに影響を与え、精巣からのテストステロンの分泌を抑えることで、前立腺がんの増殖を抑制するお薬です)。4週間用と12~13週間用の2種あります。ホッチキスを打ち込むような感覚で、一瞬ですが、痛いです。バキューン!てな感じ(苦笑)。
 そのホルモン治療の後、摘出した前立腺を精査したところ、がん細胞は無くなっていたそうです。先生から「こんなに効く人も珍しい。」とのお褒めをいただきました。しかし、ホルモン治療は、ずっと続けられるものではありません。体のほてり、肝機能異常、汗が出る。といった副作用。私にも、全部ありました。最後の方ではγGTPが境界を越えていたので、丁度ギリギリだったのではないかと推察しています。
 そのホルモン治療の期間中にやったことをこれから書いて行くつもりですが、その一つが、「毎日トマトを食べる」ことです。
こんな記事も見つけました。

→ (以下、括弧内は記事抜粋; トマトのリコピン、再発した前立腺癌の進行を抑制する−−米専門医が臨床データを公表。トマトの赤い色素成分リコピンに、手術や放射線治療では著効がみられなかった「再発した前立腺癌」の進行を抑える作用があるようだ。
米デトロイトのカルマノス・ガン研究所内科・腫瘍学科のオマール・クチューク教授が11月26日、都内で開催されたセミナー「リコピンと21世紀の健康」(主催:イスラエルのライコレッド社)で、研究結果を初公表した。トマトの赤い色素成分リコピンは、様々な癌の予防効果が知られている。最も良く効くとされるのが、前立腺や肺の癌。ほかにも胃やすい臓、大腸などの消化器、子宮、膀胱(ぼうこう)、口腔の癌予防効果についても報告がある。
癌予防のためにリコピンをとるとすると、「1日に5〜10mgとるといい」とクチューク教授。ただし、「生のトマトに含まれる状態では吸収率がよくない。加熱すると吸収率が高まる。トマトピューレなら1日40g程度とればいい」と話す。)

 でも、トマトの生はリコピンの吸収が悪いからといって、必ず火を入れて食べなければならない。とか、がんじがらめでは息苦しいですね。かえってそれがストレスになって、免疫力を下げてしまうかもしれません。それでは本末転倒かも。私見ですが、お好きなら、生でもモリモリ食べれば良いと思います。あとは工夫で、たとえば、卵と一緒に油炒めにしておいしく頂くのも良いですね。無塩のカットトマト缶とか、トマトジュースもうまく活用し、「抗酸化パワー」を「ほぼ日」、おいしく頂きたいものです。 

PS 塩分取りすぎにも要注意ですよ~。

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