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不登校のこどもの支援

不登校。この言葉一般的に使われていますが、どうなんでしょうか。
学校に行かない、行けないと不登校なのでしょうか。
学校以外の学びの場で、まなんでいる子どもは不登校ではないと私は思っています。

ではどんな学びの場がいいのでしょうか。子ども一人ひとりが自分のスピードで学習できる場が私はベストではないかと思います。
ゆっくりな子はゆっくりと、どんどん進みたい子はどんどん進める。どんどん進める子はゆっくりの子に教えてあげる。そんな学び方が私はいいなと思います。

学校以外の学びの場というと、自治体の適応指導教室、フリースクール、NPO等の居場所など、いろいろな場所があります。
いずれもそれぞれの特徴があるものだと思いますが、私は自治体が設置する適応指導教室の役割が重要だと思います。

何故かといえば、行政が運営しているので、基本無料なところです。ただ、適応指導ってなんか今の時代にあっていないような。。
この場所が子ども一人ひとりが自分のスピードで学習できる場になるとともに、義務教育段階、もしくは高校以上の学力を身に付けたり、様々な体験活動を経験できる場になってもらいたいとそう思います。

では、どんなプログラムがいいのかと考えていたのですが、私が興味をもったのはイエナプラン教育です。イエナプラン教育は、ドイツのイエナ大学ペーター・ペーターセンが取り組んでいた教育で、現在ではオランダで実践されている教育です。
イエナプラン教育の特徴として、異年齢の子どもで構成される集団で行うこと、学びの場にかかわる人は指導者も保護者も地域もみんな共同してその場を作る組織であるという点があります
この点は、学校以外の学びの場として異年齢の集団、指導者が限られている中で、このイエナプラン教育の考え方を取り入れていくことが1つの方向性ではないかと考えています。

国内でも2019年に長野県南佐久郡佐久穂町に大日向小学校でイエナプラン教育を導入した学校が開校しました。また、公立学校として広島県福山市が2022年春に開校を目指している。

イエナプラン教育をそのまま適用するのではなく、その考えにいいところを自治体の運営する適応指導教室に導入する動きがあると子どもたちの学びの場として充実するのではないだろうか。
そんな取組みを行う自治体がでてくることを願いたい。

イエナプラン教育の実践について分かりやすい本があるので紹介します。


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