How to Practice
ミュージシャンの皆さんは日頃どんなふうに練習をしていますか?私は音楽を始めてから高校生の頃は毎朝、放課後(週一でバイトにいっていたけど)練習。卒業してからは留学をするまでバイトを掛け持ちしていましたが、バイトの合間に家に帰ってきてマクドナルドの制服を着たまま(マネージャーやってたんですよ)練習してたり、バークリーの学生時代はずっと学校の練習室に夜中まで引きこもっていました。
こう読んで見ると、なんて勤勉なんだ!と思うかもしれませんが、今からすると時間を完全に無駄にしていましたね。ほぼ全部無駄。何しろ、練習の方法が全然なっていなかった。ただ曲を弾いているだけじゃ、上手くなりません。それに気づけたのはここ数年なのかもしれません。
もちろんNYに越してきてからトッププレイヤーたちと演奏する体験をしてからもかなり多くのことを学べました。どうやって練習をすべきなのかがわかってからは、グーンと自分でもわかるくらい成長できたと思います。今日は私が変身できた練習の仕方について書いていこうと思います。どんな楽器の人にでも応用ができる練習法です。
『Slow Practice』。ゆっくり練習すること。
『俺をバカにしてるのか?!』(息子の衝撃セリフ。前回のブログ参照)と思うくらいゆっくりなスピードで練習を始めること。私のミュージシャン仲間はみんな知っていると思うけど、私はせっかちな性格なので結構早いテンポですぐ練習を始めたくなってしまいます。これは私が生徒をレッスンしていても気づいたことなのですが、若いからか、カッコつけたいからか、無理にしかも急に限界に挑戦しようとする傾向が多く見られました。それではできてないことが適当になったまま、体と耳が覚えてしまうので危険です。そう、人間は頭がいいので、間違えだって何回も同じことをしていたら覚えてしまうのです。正しいことを正確に弾けるようになるためにはやはり、『Slow Practice』なのです。もちろん、練習の時はメトロノームを使ってね。私はバッハのチェロ組曲の中の一曲をとっても遅く一週間練習しました。そしたら左手は軽やかだし、弓を持つ右手も力がいい感じに抜けて出音もいい感じになりました。音が繋がるようにもなって、早くも弾けるようになりました。おすすめです!
『Point Practice』しっかりポイントを押さえること。
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