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2020年11月 焚き火

昔、よく通った那珂川の河原へ久しぶりに出かけて、焚き火を楽しんだ。当時は毎年、新入社員歓迎の宴を催していて、ダッチオーブンを5台も6台も並べて、季節の食材天ぷら、鶏1羽まるごと詰め物焼き、大きな鯛の塩釜などの料理や、パンをその場で焼いたり、燻製をその場で仕上げたりして、30人分ほどを豪勢な料理と、サーバーから注ぐ生ビールなどでもてなしていた。

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集合場所は道の駅かつら、が定番だったが、かつての桂村は市町村合併で、城里町という訳の分からぬ名前になってしまっていて、道の駅の裏には無料のキャンプスペースができていた。近頃、キャンプが人気とは聞いていたが、そこにびっしりテントやタープが張られていて、とてもそんな所で遊ぶ気になれず、橋を渡って対岸の河原へ出て、一夜を過ごす場所を確保した。

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で、早速、焚き火の場所を準備し、酒の肴の段取りも整える。今日のメインは、Oさんが今年の夏、秋田の米代川などで釣ってきたアユ、10数匹。串に刺し、塩をする。ぼくは自分で作った燻製あれこれを持参。ハム、ビーフジャーキー、鶏ササミ、スモークサーモン、鮭白子など。さあ、腰を据えて吞むぞ。まずは缶ビールで乾杯。今日はかつての炊き出し仲間Sさんを含めて3名で集まった。

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目の前を流れる那珂川には1本の棒杭が立っていて、時々、カワセミがやってきては川の中の魚を狙って行く。スマホじゃ、なかなか撮影しきれないが、プロカメラマンのOさんが三脚を立てて撮ってくれた写真が下の写真。

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美しいなあ、カワセミ。さあそろそろアユが焼けた。頭から骨ごとむしゃむしゃ食べる。うーん、旨い。ワタの苦味もきいていて酒が進む。ビールからすでに日本酒へチェンジしてる。徳島の旭若松、熟成していい感じの飲み頃。

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ベーコンとシイタケを七輪で焼いたり、餃子鍋をつついたり。

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で、旭若松はお燗をつけるとサイコーに旨くなる。

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次第に日が暮れて、気温が下がってきたが、焚き火は暖かい。火を見てるだけで飽きない。

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仕上げはウィスキーを舐めながら、あれこれ四方山話。対岸のキャンプ場は相変わらず密状態でテントが並んでいるが、こっち側はぽつりぽつり数組が、それぞれ焚き火を楽しんでいる。その夜は車の中で寝た。

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目覚めると、川面には川霧が立ちこめていた。火を熾し、朝ご飯は餅を焼いて、なっとうに絡めて食べる。食後のコーヒーも旨いなあ。で、仕上げは、昔と同じようにすぐ近くにある日帰り温泉、四季彩館で湯に浸かり、昼ご飯を食べて終了。また今度は山菜の季節にでもやりたいなあ。

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