2019年11月 秩父

画像1 秩父、美の山山頂から秩父盆地を見渡す。武甲山の麓にうっすら薄い雲海が広がり、紅葉の山々を引き立てていた。
画像2 同じく美の山山頂からは両神山の独特な山容がくっきり見えた。この日、本当は両神山へ登る予定だったが、先頃の台風で道路が崩れているとのことで断念した。
画像3 山頂らしくない美の山山頂。春には様々な種類の桜が次々と咲き誇り、ダイナミックな花見を楽しめる。
画像4 1300年あまり前に日本初の自然銅が発見され、初の流通貨幣「和同開珎」が鋳造された秩父黒谷に立つ聖神社。銭神様。神宝は自然銅と朝廷から贈られたという一対の銅製蜈蚣(むかで)。
画像5 慶雲5年(708)、和銅(自然銅)が掘り出された露天掘り跡。この銅を献上された元明天皇は、元号を和銅と改め、日本初の貨幣「和同開珎」を発行した。
画像6 和同開珎の石碑には、硬貨が供えてあったが、10円玉はともかく、アルミの1円玉は御利益ないだろうと思うのだが。
画像7 狭い川の向こう筋が岸、2本の筋が露天掘り跡と立て札が立っている。説明がなければ、絶対に分からない。
画像8 近くまで登っていくと、赤茶色の地層が見えた。これが、アカガネ色の銅鉱なのかどうかは不明。
画像9 聖神社から近い、茅葺きの内田家住宅。秩父市指定有形文化財。17世紀末の建築とされる。
画像10 同じ名前の内田家住宅、こちらは国指定重要文化財。数年前に大々的な解体修復工事が行われた。
画像11 重文内田家住宅は現在では、近隣の皆さんの寄り合いや、ギャラリーとして使われている。ちょうどご主人がいらっしゃったので、内部を見学させていただいた。縁側には落花生が干してあった。
画像12 梁は立派な材で組まれている。大黒柱も太い。天井は高く、吹き替えられた茅屋根は、囲炉裏が使われないのできれいなまま。
画像13 2階の広いスペースは養蚕に使われてきた。建物は享保16年(1731)の建築。内田家は代々、村の永代名主を務めてきた。
画像14 内田家ご当主は鑑賞菊栽培が趣味だそうだが、今年は忙しく手を掛けられなかったので、出来が悪いとこぼしておられた。
画像15 屋敷森を背にして、横幅が大きな構えを見せる重文内田家住宅。
画像16 秩父大滝の蕎麦屋、紺屋(こうや)。こちらの屋敷も江戸時代の建築。持ち山から伐りだしたという材木で建てられた。
画像17 紺屋の庭の紅葉、今年はいまひとつ紅葉が冴えない色。
画像18 庭に色づいた葉っぱが散り敷かれている。
画像19 蕎麦の支度をする紺屋ご主人、黒澤さん。ひとりで切り盛りするので、名前を呼ばれたらセルフサービスでお膳を運ぶ。
画像20 蕎麦は手打ち、温かいお汁にかき揚げ。まずは冷たいつゆで蕎麦をすする。香り高く、甘みのある蕎麦。
画像21 秩父駅近くの肉屋、安田屋。地元客に混じって、町歩きの人たちが、名物メンチカツやッコロッケを買うために行列を作る。味噌漬けの豚や猪も名物。

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