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2021年12月 石垣島

ピーチで石垣島直行便を安く買うことができた。久しぶりに西表島へ行くことにした。機窓に、奄美大島、加計呂麻島など眺め、やがて久米島上空を通過。

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石垣島へは17時半過ぎに着いた。関東あたりではすでに真っ暗な時間だが、こちらでは明るい。外へ出ると、気温22℃と聞いていたほど暖かくはなかった。バスで市街へ向かい、今夜の宿、スーパーホテル石垣へチェックイン。1泊4000円ちょっと。ま、ひとりで寝るだけだから十分。

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さて、晩メシを食べに行こうとうろつく。事前にチェックしていた居酒屋へ向かったが、満席と断られた。しょうがないので、港方面へ向かい、路地奥に立つメンガテーに潜り込んだ。おでんと八重山そばの店。

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生ビールとおでん盛りを注文。大皿一杯に盛られたおでんの量が半端ない。とりわけテビチのでかいこと! 葉物も入ってるのが沖縄流。嬉しいね。他にはダイコン、コンニャク、ゆでタマゴ、ソーセージなど。ビールの後は、泡盛。そばも食べるつもりだったが、もう満腹。

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まだ、20時前。書店は開いてるはず。友人に頼まれた地元誌を買いに、山田書店へ。郷土本コーナーはいい品揃え。月刊やいま、すでに12月号が並んでいたが、11月号も置いてあり無事入手。友人は鳩間島が好きで、勧められていたが、今の時季は欠航リスクが高く、今回は断念した。いずれ、行かなくては。

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もう1軒、寄り道しようとうろついていたら、妙な店を見つけた。この怪しげな雰囲気、そそられる。ドアはわざと小さく作ってあり、かがまないと入れない。那覇にもそんな店があった。古い歌謡曲ばかり流す店。こちらは、中南米音楽がメインみたい。

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開店したばかりのようで、他に客はナシ。カウンターの中に座るのは、帽子をかぶり、丸眼鏡をかけたマスター。2台のプレーヤーをDJみたいに操って、レゲエやスカなどを流している。泡盛、請福をもらう。COD、500円なり。強烈なレコードコレクターみたい。話をしてるうちに、お客さんひとり。お馴染みさんみたい。30代、アパレル業界で働くおねえさん。波照間が好きで通ってるらしい。が、今日も明日も船は出ない様子。ダイビングではなく、島旅が好きそうなので、加計呂麻島のことや、礼文島のことなど話すと、どちらにも行ったことはないけど行きたいと。星観荘も名前はよく聞くので気になっていたとも。へええ。ぜひ一度行ってみて下さい。泡盛お代わりして、ホテルに帰って寝た。

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さて、翌朝は無料朝食を食べてから離島ターミナルへ。路上にカンムリワシの絵。

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空港でもらったパスポートを見せて、八重山観光の往復乗船券を割引で買った。

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お馴染みの具志堅用高像。

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8時半発の大原行きの船は双胴船。大型でスピードも速い。港には海上保安庁の巡視艇がたくさん係留されてる。尖閣諸島が近いから。

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以下は、3日後に西表島から石垣島へ戻った後のこと。

昼過ぎの船で西表から戻り、また世話になるスーパーホテル石垣にザックを預けて、自転車を借りにいった。見上げれば、トックリキワタが咲いている。

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自転車屋さんで、白保まで行きたい、と言うと、それなら電動にした方がいいとのこと。楽ちん、楽ちん。空港方面へひた走る。小さな川を渡ると、海に向かって小さな神社。船着御嶽、とある。

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海の方を見れば、ウィンドサーフィンをしている人がいた。

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走り始めてから40分ほどで白保の集落に着いた。空き地にヤギがいた。

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サンゴの石垣やフクギも残る町並み。所々におしゃれな宿や飲食店もある。

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そして、白保の海岸。これはこれで、いいなあと思う。

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町外れに波照間御嶽があったが、境内には関係者以外立入禁止の表示。よそものがご迷惑をかけたことがあるんだな、これまでに。たまたま通りかかった通りに、かつて、その名前をよく聞いた民宿白保の看板があったが、もう営業はしていなさそうな気配だった。

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自転車を返却し、ホテルにチェックイン。さて、今夜の晩メシはどこへ。実はこの前入れなかった居酒屋に前日予約の電話をしてみたが満席だった。うーん、17時ぐらいからやってる店に飛び込みで行ってみよう。その前に、JA直営店ゆらてぃくに寄って、少々お買い物。で、ネットで調べた人気店、えいこ鮮魚店へ。入り口近くのテーブルに先客4名。予約していないと言うと、トイレ前の席へ案内された。

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まずは、店のイチオシ、刺身盛り。なんと500円。カンパチ、マグロ、カツオ、ソデイカ、カジキ、ブダイ。ほう、これは評判通り、お値打ちだねえ。しかも、美味しいわ。

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酒は請福を1合。メニューには泡盛3合1500円と出ていたので、3合は呑めないんだけど、と言ったら、笑われた。

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白板のおすすめメニューから、グルクンとナスの南蛮揚げを。これがめちゃくちゃ旨かった。グルクンをこんなに美味しく食べたのは初めて、と言いたいくらい。身がふんわり。ナスも甘くて美味しい。それにしても、量が多いなあ。正味1合入れてくれた泡盛を吞みつつ、もう1品は魚酢みそ和え。これも旨い。情けないことにもうお腹いっぱい。ご馳走さん。

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旧市役所前には、クリスマスのイルミネーション。昨夜から点灯されたそうな。

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うろうろして、またまた同じコースを辿った。山田書店へ行ってから、怪しげな音楽バー、cocosone。今夜も開店直後、一番乗り。

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名物ドリンク、コーヒー泡ラム。泡盛とラム酒のブレンドにコーヒー豆と氷砂糖を漬け込んだ自家製ドリンク。ちょい甘だけど、いける。800円。今夜はマスターにスカの大御所、女王など聴かせてもらう。

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そのうちに、日本のミュージシャンで追っかけまでしてるというエゴラッピン、さらにはt字路ズなども。で、出てきたのが珍品。なんでも知り合いのコレクターから、夏川りみが本名で出したレコードが1枚あるけど探してほしいと頼まれ、見つけてあげたら、お返しに貴重なレコードをもらった、とそれをかけてくれた。B面を聴かせたかったらしいが、これはA面でしょ。沖縄に軽便鉄道が走っていたこと、これは大昔、宮脇俊三さんが廃線跡さがしをして書いていらっしゃる、宮脇ファンなら誰でも知っている。が、その軽便鉄道の歌があったなんて知らなかったよ。調子の良いテンポで、サビには汽笛の音をアヒー、アヒーと唄ってるよ、いいねえ。常連さんが2名やってきたのを潮時に引き上げた。

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さて、翌日はもう帰る日。ホテルの無料朝食は悪くないのはこの前分かったのだが、それより食べたい朝食がある。6時、まだ暗い中を北へ歩く。町の中は街灯などあるが、外れた先はサトウキビ畑の中、手持ちのライトで足下を照らしながら、20分ほどで到着。とうふの比嘉。6時半の開店を待って、すでに10人ほどが行列していた。

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なんとかぎりぎり1回目で着席できた。注文したのは、お年寄りゆし豆腐セット。豆乳、玉子焼き、ゆし豆腐、おから味噌炒め、おかゆ、漬物。ゆし豆腐は醤油か特製味噌だれをつけて食べるように言われたが、まずはそのまま食べる。いやあ旨い。豆の旨味が溢れてる。他のテーブルの人のを見てると、ゆし豆腐が茶碗ではなく大丼に盛られてる。この控えめセットでよかったなあ。450円の幸福朝食だった。

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帰る頃には朝日が昇り始めようとしていた。

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保育園のヤギが顔を出して挨拶してくれた。

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あとは空港へ向かうだけだが、時間があるので昨年と同じく、図書館へ向かった。

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年内にもう一度、こちらの方へ来ることになっている。次は宮古島。なので、予習をしておく。

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図書館近くの竹富町役場は現在、建て替え工事中。なので、プレハブの仮庁舎が立っていた。

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空港行きのバスは、バスターミナルから乗るより、港からの直行便が速くて安い。

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空港でお土産を少しだけ買って、腹ごしらえ。ビールとおつまみセット。枝豆、モズク天ぷら、マグロ刺身。1100円。

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90分前にピーチのチェックインを済ませて、さらに泡盛とマグロ出汁ミニそばで〆とした。

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