見出し画像

2023年10月 京都3

さて、京都滞在も残す所、あと2日。今朝も早朝ウォーク。再び、御苑へ。と、御苑すぐ手前から雨が落ちてきた。あれ、天気予報は晴れだったのに。樹の下などを歩いていたら、やんでくれた。

御所の角っこに樹齢300年という椋の巨木。

今朝のモーニングは、御池通の前田珈琲。少し下がった所に本店があるが、あちらはいつも混んでいる。こちら御池通店は、空いていて明るい。

名物ホットドックのモーニング。美味しいけど高い。1360円。もうひとつはイギリスパンのモーニング(800円)にして、2人でシェアした。

さて、今日はレンタカーを予約してある。堀川高辻のガソリンスタンド、そこがニコニコレンタカー。古い日産ノートを借り出し、大原へ。京都へ毎年来ていた時には、大原へ行こうなどとはこれっぽっちも思わなかった。50年ほど前、学生時代に友人を案内してきたことがあったかなあ、という程度。

三千院御殿門。菊の紋章が威圧的。

こちらも堂内は撮影禁止。気の早い紅葉が紅く染まっていて、なかなかいい雰囲気。写経体験やら抹茶セットやら、商売熱心ですなあ。ここにももちろんインバウンドのお客さんは多い。その方々がいなかったら、実に閑散とした風景になってしまうのは必須。

シュウカイドウが花盛り。庭の写真は撮ってもいいそうなので。
手水鉢に花びら一輪。
客殿など堂内見学の後は、ビニール袋に入れていた靴を再び履いて外の庭園に出る。
と、木の根元には、一面の苔。見事に手入れされている。
国宝阿弥陀三尊像を祀る往生極楽院の近くには、真っ赤に紅葉した木があって、一際目立っていた。境内一面に紅葉したらすごい眺めだろうなあ。人の数も凄いのだろうけど。
苔の海の中に地蔵の頭が浮かんでいた。
ちょっとこれはわざとらし過ぎるのではないかなあ。
ホトトギスも艶やかに咲きまくっている。
頭の上の苔がまるで頭髪みたいに見える。
宝物館の前に鉢植えのフジバカマが咲いていた。

門前の土井志ば漬けの店で土産を買って、駐車場から車を出して、ぐるり回り込み、○○茶屋という食事処を目指した。車がぎりぎり通れるくらいの小道の先に、目指す店の駐車場があったので、駐車して店へ行こうとしたら、駐車料金を払えと土産物屋のバアさんが言う。え、食事しに来たんだけど、と言うと、しばらく食事はやってないと。それならそう案内板に書いておいてよ。感じ悪いよ。また細い道を戻ると、交差点角に暖簾を出す店があった。ここは気持ちよく迎えてくれた。

さわだという店。湯葉あんかけうどん。優しい味で美味しかった。

昼食後、琵琶湖大橋のふもとへ向かった。山越えの道で、県境を越すと、なんだか雰囲気がざっくばらんな感じに変わるのが面白かった。湖畔の道の駅びわ湖大橋米プラザ。2階から琵琶湖と大橋を眺める。

遊覧船が琵琶湖大橋を潜っていった。

国道1号線へ出て、東山山頂公園展望台へ。

まあ、京都タワーも見えて、それなりの眺め。少し先の将軍塚で拝観料を払って、大舞台のテラスからの眺めを見に行かないとアカンね。面倒でパス。

ちょっと早いけど、ホテル経由でカミさんを下ろし、車を返却した。

堀川高辻からホテルまでぶらり歩いて帰った。民家の2階に大黒様だろうか、祀ってあった。
なにげなくこういう店があるのは心安まる。散歩が楽しい。

夕食はとくに予約もしていなかったが、一応、最後の晩だし、よさげなところで、と思い、ミシュランピブグルマン掲載の居酒屋に電話してみたら、18時20分からならOKとなった。
東西線で烏丸御池から三条京阪、三条大橋を渡る。

夏は終わったのに、鴨川の堤にはずらりカップルが座っている。納涼床もまだ営業中。
先斗町の狭い通りは観光客でびっしり。多くが外国からの観光客。長い行列ができている店も何軒もあった。ほとんどは肉系の店。

で、お目当ての酒亭ばんからは四条通にほど近い場所。入店すると2階へ案内された。メニューを見れば、美味しそうなラインナップ、日本酒も好ましい品揃え。見た目も美しい突き出しの後、とようけやという店の冷や奴、刺身を2品、舞茸天ぷらを注文。どれも食材も調理もよく、さすがと感心。京都の酒もうまい。で、追加の酒肴を2品頼んだ。入店した時には他に1組だけだったが、すっかり満席で賑わっている。なかなか追加注文分が来ない。まあ混んでるからしょうがない、と待つ事30分ほど、2階にただひとりしかいない学生バイト風情のスタッフが来て、注文が通っていなかったと詫びてきた。しゃあないなあ、早く持ってきてよと応えた。で、さらに長い間待たされ、やっと持ってきたのは2品のうちの1品だけ。え、もう1品はと訊くと、忘れてたらしい。もう、いいよ、これだけ食べたら帰るから、とさすがに声を荒げてしまった。追い打ちをかけるように、その後、さっき持ってこなかった1品を持ってくるから、もうぶち切れ。もういいと言ったでしょ。とんでもない店だなあ。だいたい2階全部を任せられるようなスタッフでないのに無責任すぎるわ。勘定を済ませて、不愉快モードで退店。
このまま帰るのはシャクだし、お腹もまだ満ちてない。ホテル近くに美味しそうな餃子屋があったのを思い出し、ぷらぷら歩いた。河原町通や新京極界隈にはまだ大勢の観光客がうろついている。

魏飯餃子。前にのぞいた時は満席で賑わっていた。
ピータン、干し豆腐、そしてこれが店のウリ、魏飯餃子。もちっとして美味しい。
〆は台湾式焼きそば。ピリッと辛くて旨い。

美味しい中華を食べて、安らかな気分でホテルへ戻り、大浴場でさっぱり。
翌朝は、帰る日。さすがに早朝ウォークは自粛して、朝風呂だけにした。最後のモーニングは、サンドイッチが名物というポケット珈琲へ。戸を開けた途端、しまったと後悔。狭い店内にタバコの煙。ま、我慢するか。客は男ひとりばかり、4名。全員喫煙中。

サンドイッチはほどよい大きさ。パンは雑穀使用、小さな豆の歯ごたえがいい。
安いのもいい。650円。禁煙だったらなあ。

来る時と同様、大きなスーツケースに荷物を詰めて、宅配便に。料金支払い済みで伝票も付いてるので、フロントに託すのみ。このシステム、初めて利用したけど便利だわ。
地下鉄で京都駅まで出て、土産物を物色。

京都駅にも観光客がわんさかいた。これで紅葉シーズンになったらどうなるんだろうか。

買い物が一段落したところで、少々早めのランチ。前に一度行ったことのある、駅からほど近いお好み焼きの店、山本まんぼ。

外観は変わっていなかった。

店内はきれいに様変わりしていた。自ら焼いていたオヤジはバックヤードに控えて、若い子がせっせと大きな鉄板で焼いている。瓶ビールとつまみに牛スジ焼き、広島焼きのようなまんぼ焼きとシンプルなべた焼きを1枚ずつ注文。牛スジ、うまい。

手前がべた焼きで、奥のまんぼ焼きより台が少し大きい。

焼いてるのを見てたら、べた焼きって具がほとんど入ってない。キャベツは入れないし、ネギやその他の具材も本当にひとつかみぐらい。ええ、ってことはほとんどが小麦粉やんか。昔来た時はまんぼ焼きと焼きそばしか食べてないのかな。

左がまんぼ焼き、右がべた焼き。それぞれ1200円、1000円。べた焼きの1000円は高過ぎでしょう、明らかに。大昔は子供向けの1枚100円ぐらいのおやつだったはずだよね。具もほとんど入ってないんだから、せいぜい7、800円だろう。

なんだか、旅の後半へ来て、あれこれハズレが頻出したなあ。反省して、次に京都へ来る時はもっと下準備してこよう。

予約していたひかりの1時間前のひかりに変更して帰路についた。

さて、来年あたりはライブをやりに来られるかなあ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?