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2021年4月 おとGパス旅3 大鹿村、鹿塩温泉元湯山塩館へ

松本の朝は寒そうだったが、きれいに晴れていたので、朝風呂の後、散歩に出かけた。四柱神社を見やり、お城へ。

松本城は何度見てもカッコいいなあ。お堀に1羽白鳥が泳いでいた。

城の周りをジョギングする人、散歩する人、皆さん楽しんでいる。カイドウの花が咲いていた。

桜はほぼ終わっているが、少しだけ咲き残っていた。

太鼓門から外に出ようとしたら、ミャーミャー声が聞こえてきた。お腹を空かせた様子の野良猫が顔を出してきた。

縄手通りの飲み屋街。朝日を浴びて所在なさげ。

松本の町はきれいに整備されてるね。少し作り物めいてはいるが。

ホテルに戻り、朝ごはん。ドーミーインはその土地の味を必ず朝食バイキングに入れている。信州といえば、蕎麦。

チェックアウトして、向かったのは、弘法山古墳。全山桜の木で覆われているが、もう葉桜。風が冷たい。雨もぱらついてきたので、早々に引き上げる。

次に向かったのは塩尻。いくつかワイナリーがあるが、これまで何度かにごりワインを飲んだことがある井筒ワイン。奈良の酒屋から取り寄せている。驚いたことに、斜め向かいに五一ワインもあった。赤ワインを1本買った。車でそのまま帰れる訳ではないので。

伊那谷を南下するが、雨雲がずっとつきまとってくる。天気予報は晴れ、だったのに。本当なら、右に中央アルプス、左に南アルプスと、雄大な景色を楽しめるのに、山は真っ白。伊那市の自家焙煎珈琲の店、砂時計で一服。コーヒーだけのつもりが、素敵な店だったので、ホットサンドのセットでランチとした。

店内には、趣味のいい本がびっしり並んでいる。雑誌の天然生活やクウネルの世界。

伊那谷をさらに南下。少しお天気が良くなってきた。元善光寺。本堂は工事中だった。

お寺の近くに舞台桜という名木があるようなので歩いて見に行く。途中、南アルプス方面の大きな景色。冒頭の写真。桜は完全な葉桜だったが、立派な枝垂れ桜だった。

さて、そろそろ大鹿村へ。道路工事がいくつもいくつも続く細い山道を登っていく。やっと少し開けた所に出ると、そこが大鹿村の中心部。日本全国の美しい村ネットワークにも参加してるだけあって、山里のいい景色。

今夜のお宿、元湯山塩館へはかなり坂を登る。車で正解だった。

さらに、車で良かったと宿の人に言われた。南信州おでかけキャンペーンというのをやっていて一人当たり3000円分のお買い物券をもらえた。エリア内でしか使えない。バスでは使いようがなかった。2階の部屋に案内されると、目の前に散ってはいるが桜。嵐渓荘に続いて部屋から桜だ。向かいの山にはまだ咲いてる山桜も。

一人で散歩に出る。川の向かいに史跡がある。明治時代に阿波出身の慶應義塾生が、この地で岩塩を産業化しようと掘った洞窟跡。今は立ち入り禁止。苦労したが結局は事業化に至らず。無念だったろうな。でも塩の里として観光活性化に貢献している。

集落の外れには市場神社。秋の大鹿歌舞伎が行われる場所。

宿に戻り、温泉に浸かる。ここもまた強食塩泉。源泉が出てるので舐めると、当然しょっぱい。

夕食は個室で、テーブルと椅子席。ありがたい。並んだのは、この土地ならではの食材ばかり。これまた嬉しい。

鯉の旨煮も美味しいが、鯉のなめろうは初めて。最高の酒の肴。

酒は地元の、夜明け前の期間限定特別酒、しずくどり。地元の焼き物の器で。いやあ、こりゃ旨いわ。

山菜の天ぷらは盛り沢山。今年は一度にみな出てきてしまったからと。コシアブラ、コゴミ、タラノメ、フキの葉、クズの芽と葉、ウルイなど。添えらているのはここで作った山塩。優しい味わい。はさ

稲架かけの天日干しの米を使うたびに精米してるというご飯も美味しいこと。寝る前にもう一風呂浴びて、冷えてきた夜が更けていく。

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