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2022年6月13日 宮城蔵王、不忘山(1705m)

日程:6/13 宮城蔵王白石スキー場5:55→6:13南蔵王休憩所→6:46白石女子校小屋跡→8:10弘法清水8:15→9:09カエル岩(食休み)9:30→9:44不忘山(山頂から先へ花の写真撮影)10:30→11:12弘法清水→12:26南蔵王休憩所→13:15宮城蔵王白石スキー場

メンバー:横井、秋田、長崎、渡部

当初の予定では、2日目早朝に山形蔵王側から芝草平、屏風岳を経て不忘山までを往復する予定だったが、悪天候のため最終日に宮城蔵王側から往復することにした。山形市内を5時前に出発、約1時間で宮城蔵王白石スキー場の駐車場に到着。一番乗り。すぐに2台車がやってきた。身支度を整え、南蔵王休憩所で登山届を出し、トイレを済ませて出発。本日も軽装のため、身体は軽い。体調も本格的に戻ってきた感じ。広いゲレンデを抜けると、森の中へ。やがて白石女子校小屋跡。

スキー場のトイレは使用できない。
ゲレンデを登っていく。
南蔵王休憩所で、登山届けとトイレ。
今日は素晴らしい好天、太平洋が光っていた。
白石女子校小屋跡。左手の空き地に立っていたのだろう。
女子校というところが、男女別高校の多かった福島県らしい。

見上げれば、真緑の木の葉の向こうに吸い込まれそうな深い青空。いいねえ。実に気持ちが良い。

緑の季節。

そして、行く手に目指すカエル岩が見えてきた。でも、ここからがキツいはず。

小さく出っ張っているのがカエル岩。不忘山山頂はその奥で、ここからは見えない。

登り始めて2時間ほどで、弘法清水。YAMAPにはもっと標高の低い場所にプロットされていて紛らわしい。

清水が湧いている訳ではなかった。

次第に傾斜がキツくなる。周りには、ミネザクラやオオカメノキなどの花が咲いている。そして、サラサドウダンやハクサンイチゲなどの花も。例によって花は別サイトで。カエル岩の手前では、今日の目的、ユキワリコザクラも見られたが、枯れかけていて寂しい。

オオカメノキ、ムラサキヤシオ、ミネザクラの3段咲き。
海の方には少し雲が出てきた。
関秀水源とあったが、水は流れていない。ショウジョウバカマの花の跡。
森を抜け、カエル岩に近づいた。

そして、登り始めて3時間、カエル岩に着いた。ご丁寧にカエル岩と書いてある。少し上に不忘の碑が立っている。太平洋戦争当時、アメリカのB29が3機、次々とこのあたりに墜落し、34名が死亡した。なぜここへ3機も飛来したのかは謎で、諸説あるようだが、ともかくそれを追悼するために1961年に建立された記念碑。そもそも、古来、蔵王連峰全体が不忘山(わすれずのやま)と呼ばれていたという。シャリバテしそうなので、ここでおにぎり2個を腹に収めた。

確かにこの角度から見るとカエルに見えなくもない。左下に白ペンキでカエル岩の文字。
不忘の碑。1945年3月10日、すなわち東京大空襲の日に墜落した。
一帯は雪に覆われ、即死でなかった乗員も凍死したという。
おにぎりタイム。
不忘山山頂はもう目の前。山頂の人の姿もよく見える。

さて、エネルギーチャージもできたし、最後の登り。おお、屏風岳の尾根筋が見えた。

屏風岳から南屏風岳への尾根筋がくっきり。
山形蔵王側から来ていたら、あのラインを歩いていたはず。

そして、登り始めて3時間40分、不忘山山頂。山形蔵王側から屏風岳経由で来る人たちも多く、尾根に点々と登山者の姿が見える。山頂に荷物を置いて、その先までお花見。ここまで来ると、きれいなユキワリコザクラもここそこに。そして斜面を埋めるハクサンイチゲ。

山頂で記念撮影。


三角点タッチも忘れずに。
ピークの少し先に蔵王大権現の社。
こんな感じでユキワリコザクラが迎えてくれる。
フレッシュな花が咲いていた。
イワカガミとハクサンイチゲに挟まれた登山道。
落っこちないでね。
尾根筋をぐるりと回遊して下る別ルートもあったが、そっちはもっと大変そうだった。

さて、下山開始。泥んこ道や急な岩場など、登りより厳しい。一度、途中で尻餅をついてしまった。

雲が上がって、牡鹿半島の先端までよく見える。

下りは、結果的にばらけて下山することになった。下まで降りてくると、蝶がいた。

サカハナチョウ

先に車に着いて、汗まみれのシャツと泥まみれのパンツを着替えた。

1時間後、やっと最終ランナーが無事にゴール。
東北自動車道、福島松川PAで仙台辛味噌ラーメンを食べた。別添えの味噌が辛い。

行きも東北自動車道は渋滞知らずだったが、帰りも順調に走って、東浦和駅で解散した。次回は八甲田山。

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