見出し画像

高齢75歳の母親を海外に連れて行ってあげたい

いつの間にか自分の親も歳をとるもんですね。長年勤めていたパートを激しい腰痛が引き金となり、ようやく退職しました。働けるうちは働きたいという本人の気持ちもあり、早朝から昼頃まで、長年勤め上げた母親には「お疲れ様」と、感謝の気持ちでいっぱいです。

父親が勤めていた会社が倒産し、そのまま病気がちになり、母親はパート勤めを始めたのが20数年前でした。

ちょうど母親が60歳の時に、旅行会社のパッケージ旅行でタイ・バンコクへ一緒に行きました。
初めての渡航先のタイですっかり海外旅行の刺激や楽しさに魅了され、そんな嬉しそうな母親を見て「親孝行してるなぁ〜」と、こっちのほうが幸せな気持ちになりました。

その後は私が旅慣れてきたのもあり、個人旅行で
・バリ島・シンガポール・マレーシア(KL)
・グアム・韓国(ソウル・釜山)・フランス
・イラン・ドバイ・北京・台北
と15年の間で行きました。

ここ最近はコロナの自粛期間も含めて、5年近く渡航していません。
年齢や体力のこともあり、本人も「そろそろ最後に行きたいかなぁ〜」と言ったかと思えば、「行けるかな・・・」と自信なさげです。

とはいえ、後々に「最後にもう一回行っておきたかった・・・」なんて言われたら、私が今後海外旅行へ行くたびに、ずっとその言葉思い出し、後悔して生きていくのは酷ってもんです。

ビジネスクラスで行けるもんなら行きたいですが、マイレージでも使わなきゃ(そもそも、もうない)乗れないし、
せめてLCCエアアジアのプレミアムフラットベッドのシートを予約する?と聞いたら、
「それいくらすんの?」
「エコノミーの3倍くらいかな」
「それやったら、2回(海外に)行けるやん!」
「行くんかい」

つい格安トラベラーのデフォルトでLCCで行ける東南アジアを行き先に設定してましたが、「どこへ行きたい?」と聞いても「どこでもいい、いけるなら」という回答。

ちなみに過去に行ったところで、良かったところは?と聞くと、「イランとパリ」だそうです。

パリは私が絵の展示会に出展したときに、一緒に連れて行きました。ベルサイユ宮殿で盛大に15万円ほどスリに遭いましたが、それよりも楽しい思い出もいっぱいあるようです。

母親との旅行で、母親がスリに遭うなんて、100%私の注意が行き届かなかったせいだと悔やんでますが、本人は「脅されたり、怪我させられたり、怖い思いをしてないので、お金は惜しいが、それで済んで良かった」とポジティブです。
お金が惜しい、は相当惜しかったようで、年に数回「あの15万円があれば、もう一回パリに行けた・・・・」と言ってます(笑)

イランに関しては、私が何度か行っているのと、現地でサポートしてくれる人がおり、母は高齢女性なので大変気を遣ってもらったのが、本人は「お嬢様気分だった」と言ってます。
年配者への気遣いをお嬢様に変換させるのですから、よほど嬉しかったのでしょうねぇ。

イランへの入国は、時期によっては大変面倒な手続きが必要だったり、かとおもえばアライバルビザでOKなんて時もあります。今どうなっているんでしょうね。
2019年に行ったとき、アライバルビザがすんなり取得できず、6時間ほど入国できませんでした。
今まで通り、イラン大使館へ郵送し、事前に取得しておく方が良さそうですね。
アライバルビザでトラブルがあったのは、「何しにきた?」と聞かれたときに「観光」と答えればよいものの、「友人に会いに来た」とか何か口走ってしまい(その場で友人に電話をかけたものの、その友人が仕事で6時間電話にでなかった)日本で仕事何してるとか、6時間もいたら色々聞かれましたわ。
スマホのSIMは、入国しないと買えないし、自分の置かれている状況を説明するのに、前を通り過ぎる同胞(何らかの理由で入国できていないどこかの国の方々)にスマホをデザリングさせてぇぇぇぇぇっぇぇと泣きついていた。

6時間か、7時間後に友人が電話に出たときは、そこにいた人達が拍手してくれました。ウェルカム・トゥ・イラン!とか言われた。
あのときテヘラン空港の目の前のノボテルホテルにチェックインしたのだけど、着替えの途中、精魂尽きた私は、靴下脱ぐのに横たわったまま気を失って6時間ほど爆睡した。

おっと話が逸れた。

そう、高齢の母を連れて行く(最後になるかもしれない)旅行先に悩んでるんだった。

本人が決めてくれればいいんだけど、行けるもんならいっぱい行きたい、けど自分の体調や腰痛も不安、と結局決まらない様子。

・5年近くのブランクがあるので、近場で腕試し(それどこ)
・船旅もいいかもねぇ

とにかく今は、どこへ連れて行ってあげるか、頭の中がいっぱいだ



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?