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天カメの魅力 ~【櫻坂46】愛されセンターの眼~

4枚目シングルの「五月雨よ」で、ついに山﨑さんが表題曲センターをすることになった。
グループ内最年少ということもあり、もう少し先になることを予想していたのだが、今回の起用から、4枚目で大勝負をかけようとしている運営側の意気込みを感じることができる。
「Withコロナ」の時代となったことで、どのアーティストも、シングルやアルバムの発売頻度が落ちている。
坂道グループもその例外ではなく、1年に数枚という形が定着してしまった。
櫻坂46も、1年目は3枚のシングルを出すことが出来たが、今年も同じ数が出せるのか分からないというのが実情である。
改名の先輩である日向坂46は、1年目に3枚、2年目が1枚、3年目が2枚であった。
今のような状況が続く限り、櫻坂46も、同様のパターンとなりそうである。
昨年の後半、沢山のライブをやってきたことから、それを円盤化するという道もあるのだが、なにぶんにも楽曲数が少ないため、新鮮味が余りないのも事実であろう。

2年目の今年は、櫻坂46をもっと世に知らしめる戦略がとられるはずである。
そこでは、海外も視野に入れているだろう。
それでも、海外でライブをするのは、もう少し先になってしまいそうだ。
なぜなら、まだまだ自由に外国に行ける状況ではないからだ。

シングルの発売数が少ないことを考慮すると、山﨑さんを温存しておくことは、彼女の旬を逃すことになるだろう。
櫻坂46となってから、歌詞に登場する主人公が成長しているとは言え、欅坂46から継承されている世界観は、櫻坂46にとっても大事な財産である。
それを表現できる数少ないメンバーが、山﨑さんと言えるだろう。
欅坂46の晩年期、ライブで「大人は信じてくれない」のセンターに抜擢されて以来、彼女のパフォーマンススキルは大きく進化してきた。
スタイルも順調に磨きがかかり、身長もまだまだ伸びそうな勢いである。
彼女の天真爛漫で素直な性格も、大きな魅力と言えるだろう。
このように「心技体」すべてにおいて、ずばぬけた逸材が山﨑さんなのだ。
実際に、欅坂46として音楽番組に出ている頃から、彼女は世間の注目を集めていた。

それだけの逸材であることから、逆にもう少し後のタイミングで起用してくることを予想していた。
なぜなら、櫻坂46には、まだまだセンターを任せられる人材が揃っているからだ。
山﨑さんより年上のメンバーを起用しながら、櫻坂46としてのスタイルを確立していき、確固たるものが完成したタイミングに彼女を投入すれば、大きな起爆剤となることが期待できるだろう。
山﨑さんには、年齢的にも、まだまだ余裕があるため、もう少し温存しておくのではないかと考えたのだが、その予想は大きく外れた。

4枚目シングルで、櫻坂46として「ニュースタイル」を提示するのであれば、その進化を示すのに一番相応しいのは、山﨑さんなのかもしれない。

加入当時から、年齢の割に大人っぽい魅力があったのだが、高校生となったことで、さらに魅力が増している。
『ViVi』の専属モデルとなったことも、彼女の進化を加速させる要因と言えるだろう。
彼女が担当する連載企画の中では、いろいろなことに挑戦しているのだが、
『ViVi』の編集部も、可能性しかない彼女に、雑誌の未来をかけていることが、その誌面からも伝わってくる。

彼女は、グループ内でも、外仕事の現場でも、その容姿と性格から、多くの人に愛されている存在である。
そのことは、彼女がブログに上げている「天カメ」を観てもわかるだろう。
4枚目シングルのフォーメーション発表の後、表題曲センターとなる意気込みを話してくれている。

同時にバレンタインプレゼントということで、彼女が撮影したメンバーの写真があがっている。
その写真からは、メンバーたちの「素の表情」がわかるのと同時に、それを撮影している山﨑さんに対する「彼女たちの気持ち」も知ることが出来る。
そこに出てくるメンバーの皆さんが、優しく穏やかな目をしているからだ。
この表情は、彼女にしか撮れないものである。

この「天カメ」の才能も、より磨きをかけてくれると、これからの楽しみが増えるだろう。
こんな素敵な表情ばかり見せられてしまうと、この表情こそ、グッズ化して欲しいと考えてしまうのだが・・・。

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